近年のサックス用ストラップのバリエーションは非常に多岐に渡っており、デザイン的にも機能的にも、使用者の好みに応じて選び放題です。流行の「バードストラップ」では、各種のパーツバリエーションが個別に入手でき、自分好みのカスタマイズが出来るようになっています。
う、ストラップは自分好みにしたいですよね。ストラップの改造についてお話ししましょう。
多くのサックス奏者が「変えたい」と思ったことがあるのが、ストラップフックだと思います。ストラップの先の、サックスのストラップリングに引っ掛けるフックです。この部品の種類や材質によって、サックス演奏時の利便性や、はたまた音質まで変わります。
「プラフックをメタルに変えたい」、「フックが小さくて外し難いので、大きいものにしたい」等、ストラップそのものは気に入っていても、ここだけ変えたいというのはよくあることです。このフックの一般名称は「ナスカン」と言います。
上部の付け根が360度回転する構造でつながっている留め具のフックで、その形がナス(茄子)に似ていることからナスカンと呼ばれます。Amazonやモノタロウで「ナスカン」を検索すれば、星の数ほど表示されます。その中には多分好みのものがあるでしょう。スリングが紐タイプのものであれば、フック交換は比較的簡単に可能です。
ネックバッド部に留められた紐の片方をほどき、スライダーから外してフックを交換します。スライダー部の紐の通し方は、スマホで写真を撮っておけば元に戻すのは簡単です。ベルトスリングタイプのストラップは分解は難しい場合が多いようですが、継ぎ目入りのカクカンや、中継金具で何とかなる場合もあります。
究極のやりかたは、既存のフックに好みのフックの根元を引っ掛けさせる、「ダブルフック式」です。見栄えは多少問題が残りますが、最も簡単なフック交換方法です。
ネックパッドの改造も簡単です。カバンのショルダーベルト用に販売されている、クッションパッドやショルダーパッドを付け足せば、ふかふかのネックパッドにすることができます。また100均やクラフトショップで合成レザーや皮革素材を買い、好みの形にしてネックパッドにする手もあります。
紐を結ぶ部分は、ハトメ等の補強が必要ですが、簡易的なハトメパンチキットは500円程度で入手が可能です。スライダーの交換も、操作性向上に役立ちます。
バードストラップ等の単体売り部品を使用するという手もありますが、厚手のポリプロピレン板や、金属板を自分で加工するというのも、面白いと思います。
ウイング型のスライダー作成は少し難しいかもしれませんが、サックスを吊った時の強度を十分吟味すれば、オリジナルのスライダーの付いたストラップも不可能ではありません。
ストラップのスリング紐を交換したい場合は、登山用具のお店に行きましょう。太さや模様も各種選べて、ガッツリ丈夫でカラフルな紐が入手できるはずです。どうです、あなたのストラップ、改造したくなってきましたか?
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