サックスを吹いている方なら、多分ひとつは譜面台を所有されているかと思います。大きくて重い足を持ち、譜面置きの部分は穴あきメタルの大きな金属板、というステージやスタジオの備品によくある超安定型の譜面台から、小さく折りたためて、超軽量というアルミ製のものまで、譜面台の種類は沢山あります。譜面台に関する最新情報を集めてみました。
話題の譜面台と言ったら、クラフトギーク社の「ミュージックスタンド」でしょう。
折りたたみ時のサイズは43cm、重量は1.16 kgと軽量で、組み立てが不要で瞬時に設置でき、固定ネジの無い伸縮自在のセンターポールは、74cmから168cmまで無段階に譜面の高さを固定できます。「王」の字のような3本の横棒で譜面を支え、中央の横棒の左右にはクリップが付いており、譜面の端を留めることが出来ます。
オプションとしてコンパクトな直線型譜面ライトや、スマホやタブレットを装着できるマウントも用意されています。デザイン界の権威ある賞、iF 賞 と Red Dot Design Awardsの両方を受賞しています。メーカー直販価格で11,600円とちょっとお高めですが、とてもスタイリッシュで現代の演奏スタイルに合致した譜面台です。
譜面台ライトも進化しています。真っ暗なシーンがある舞台や、暗がりでの演奏に不可欠な譜面台ライトですが、大昔にはビッグバンド用の箱面(はこめん:箱型の譜面台)にも、またステージ上のオーケストラの譜面台にも、小型の蛍光灯が使われていましたが、近年はほぼLED(ライト・エフェクト・ダイオード)による照明が主流になりました。
初期には一灯型が多かったようですが、やがて広く譜面を照らすための二灯型が定着しました。カタツムリのツノのように二本のアームが中心からV字に延び、アームは自在に曲がって先端のLEDライトが譜面を照らします。中心の電池ボックスはクリップになっており、どんな譜面台にも取り付けることが出来ます。
最近ではスタンドで有名なK&MやGlocusent(グロキュセント)というメーカーから、直線(リニア)型の高輝度の譜面台ライトも発売され人気を得ているようです。二灯型はランプのセンター中心の明かりになりますが、リニア型はずらりと並んだ多数のLEDの大光量で譜面全体を広く照らしてくれます。全体が大きく、持ち運びに不便なのがちょっと難ですが。
ドラマーやベーシストは、曲中でほとんど休み無しで演奏し、その演奏中に両手が塞がっていることから、譜面台の譜面をめくることが出来ません。そのため彼ら(彼女ら)は通常2台以上の譜面台を並べて、譜面をフルオープンの状態で広げます。
そんなニーズに応えた、譜面置台部をほぼ倍に拡張できるワイド型譜面台が、K&MやARIAなどから出ています。通常の譜面台の上に置いて、広さを広げるボードや、譜面台に取り付ける小物入れ、ポール中間に着けられるテーブル等、譜面台アクセサリーも充実してきています。
自分なりの快適な譜面台をカスタマイズしたら、練習が楽しくなりそうですね。
——————————————————————————————–
⇒『 AIZENより 月見キャンペーン 返品保証30日+豪華3大特典付き』
⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』
この記事へのコメントはありません。