東京都町田市在住の中学1年生、12歳の古里愛(ふるさとあい)さんをご存知でしょうか。アメリカ、ボストンにある名門音楽大学、バークリー音楽大学(Berklee College of Music)に歴代最年少で合格し、今年2024年の秋に入学し、プロのジャズピアニスト目指して勉強を開始する予定の、ジャズピアノ界の新星(候補)です。
自宅は音楽バー『Coffee & Bar Ivy』、そして両親共にボーカリストという、音楽が身近な環境で育った彼女は、3歳からピアノを始めました。3歳から現在までノピアラジット音楽教室にてクラシックピアノを蜷川和哉に師事し、小学校4年生から国立音楽院初等部にてジャズピアノを専攻しました。
国音初等部ではジャズ理論とジャズピアノを池田公正氏、コード進行やセッションについて岩谷耕資郎に師事し、2022年2月よりスウェーデン出身のピアニスト、作曲家、教育者であるステファン・カールソン(Stefan Karlsson)氏にオンラインレッスンを受けています。
大きな転機となったのが、小学5年生の夏に参加した、バークリー音楽大学の体験入学でした。「バークリーのサマーキャンプに行った時に「入りたい」と思ったんですけど、高校卒業資格が必要ですと言われたんです。」、という愛さんは、いったんピアノに費やしていた時間を全て、アメリカの高校卒業の資格を取る道に突き進みました。小学生にして、難しい高校数学や英語などを猛勉強でクリアし、約2年間で米国の高校卒業カリキュラムをクリア、2024年1月にはとうとうバークリー音楽院の入学試験に合格します。
自己のYouTubeチャンネルでは、10歳のときのニューヨークのジャズクラブでのセッション動画などがアップされていますが、その演奏の迫力は、まったくまわりのアメリカ人プロ奏者に負けていません。バークリーの優れた音楽環境の中で、ひょっとしたら数年でプロデビューなんてこともありそうです。
そんな愛さんは、「一番の目標は、二十歳になる前にグラミー賞をとることです。今も目標を紙に書いて、目で見えるようにしています。そして、その目標が叶っていることをイメージしながら、毎日それを口に出して読んでいます。そうやって紙に書いてきたことは、多少、日にちがずれても、全部そのとおりになってきました。叶えたい目標があることは、私にとって一番のモチベーションになっています。グラミー賞以外にもいろいろな目標を設定しているのですが、毎日それをイメージしながら口に出すのは、自信をもつことにもつながっています」、と語ります。
最速でグラミー賞を取るにはバークリー音楽院。え、バークリー行くには高校卒業?アメリカでは年齢制限なし?じゃ、取りましょう。そのための猛勉強のためには、音楽も一旦休止。この大胆な選択、いやあ、凄いじゃないですか。
彼女は紛れもない天才だと思います。その才能には、常人が追従できないパワーやエネルギーがあります。しかし彼女の言う、「目標を叶えるための努力の道筋」は、私たちにも学び、模倣することが可能なのではないかと思います。
「巨匠〇〇のように吹きたい」→「あの曲をそっくりに吹こう」→「このフレーズをふけるようにならねば」→「息を続けなければ」→「ロングトーン」、のような目標と手段の分析と実践です。私たちのサックスの練習にも、是非取り入れたい考え方ではないでしょうか。天才のマネなんて、なんかワクワクしませんか。
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