コロナ感染予防のため思うように外出できず、自宅では音量の大きいサックスの練習はままならず、「サックス吹きたい!!!」という需要にこたえて、電子サックスやサックス消音系アクセサリーは、近年まれにみる新製品ラッシュになっています。
自宅で簡単に使える、サックスの消音・防音グッズをまとめてみました。
サックスの消音・防音とひとことで言っても、色々なものが出回っています。
楽器を覆って、音を外に漏らさないようにした密閉ケースタイプや、管体に装着する弱音器タイプ、また新しいものでは「吹奏感はそのままで、音が出ないリード」や、リードの振動そのものを抑えた「音が小さいリード」なども登場しています。
値段も効果も様々で、「ニーズにどんぴしゃ」というものを選ぶのも、なかなか大変な作業のようです。
かつてはサックス消音の決定打だったのが、ハードケースタイプのB-AIR社の「e-sax」です。
ハードシェルのケースにサックスを封じ込め、ネック部だけがケースから出ており、普通に吹けます。キー操作はケースに開いた穴から、両手を突っ込んでおこないます。樹脂製のハードシェルで楽器周りの空間を稼ぎ、内部の吸音材で振動を吸収して、全音域を演奏できつつ、高い減音効果があります。内部マイクでサックス音を広い、増幅して伴奏音源とミックスした音をイヤホンで聞くことも出来ます。発売から17年以上経ちますが、本格派のサックス弱音器として人気があります。
e-saxよりも発売が古く、ソフトケースとしても使えるのがEL SAXCOの「サイレントバッグ」です。超軽量で、ソフトケースとしても使えるのも魅力です。類似のソフトケースタイプでは、UNISON社の「サックスミュート」も低価格で人気があるようです。
管体内に何かを詰め、空位の振動を抑えるタイプのサックスミュートも数多くあります。Magilanckサックスミュートはスポンジ状のクッションをマウスピース、ネック、ベル内に入れ、空気の流れを抑制して音量を低下させます。装着も簡単で、各クッションは水洗いもできます。音域によって吹奏感の抵抗が変わりますが、かなり自然な演奏姿勢で消音が可能となっています。
B.AIRのエアスルー・ミュートをはじめ、各社から類似の形式のものが発売されているのが、ベルに装着するタイプの「サイレンサー」です。ベルを塞ぐ構造での消音ですので、低音部が出難くなる傾向はありますが、効果は顕著です。B.AIRはミュートに加え、「エアスルー減音サポートシステム」として、減音スリット付リード、ミュートバッグ、マウスピース減音パッチ等、一連の製品でシステムを構築しています。
サックス奏者を「目からうろこだ」と感心させたのが、Gottsuのサイレントリードです。先端を厚くし切り欠きを付けたリードで、「音を出さない練習」を実現させました。まったく音が出ないのに、吹奏感は通常と同じだと評判になっています。
自分の練習環境に合った、効果の高い消音システムを見つけてください。
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