テレビ番組『ニュースステーション』、『クローズアップ現代』のオープニングテーマや、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した『マルサの女(伊丹十三監督)』の音楽等で広くその名前を知られる、サックス奏者、作・編曲家、プロデューサー、東京藝術大学客員教授である本多俊之(ほんだとしゆき)は、1957年4月9日東京に生まれました。
ジャズ評論家の本多俊夫を父に持ち、成蹊中学校・高等学校、成蹊大学経済学部へと進みました。中学1年のとき、ビートルズの「レット・イット・ビー」を吹きたいとフルートを始め、中学生ながら青山学院大学のジャズ研に入り浸ってジャズの演奏を重ねていました。
そんななか、チック・コリアのアルバム、『リターン・トゥ・フォーエヴァー』中の曲、「ラ・フィエスタ」のソプラノサックスを聴き、中学3年でソプラノサックスに転向します。高校時代は新宿のジャズライブハウス、「ピットイン」で毎週のように演奏し、多くのプレーヤーに触発されて腕を磨きました。大学に進学すると在学中の1978年に初リーダーアルバム『バーニング・ウェイブ』を、L.A.のフュージョングループ「シー・ウィンド」を従えて発表します。
以来、チック・コリア、フレディー・ハバード、レッド・ミッチェル、クリストファー・クロス等、内外の著名ミュージシャンと共演するなど、本多は日本を代表するマルチジャンルのサックス奏者としての地位を築いています。特にソプラノ・サックスの音色の美しさには定評があり、本多の代名詞となっています。
作・編曲家としても多才な能力を持ち、クラシックサックス奏者、須川展也からの委嘱作品「Concero du vent」は、BBCフィルハーモニック・オーケストラで録音され、イギリスのクラシック名門レーベルCHANDOSからリリースされています。
舞台音楽では、「港町十三番地」(主演:宮本信子)、ミュージカル「最悪な人生のためのガイドブック」(主演:川平慈英)、「魔法の万年筆」(主演:稲垣吾郎)などを手掛けています。
本多はサックス多重録音によるオリジナルCD「Songs of the Milkyway」シリーズ3部作、「STELLA」、「LUNA」、「TERRA」を発表しており、マイナス・ワンやメロ譜を収録した、サックス演奏者の為のEtudeとして高く評価されています。
また本多俊之、クラシックサックス奏者、彦坂眞一郎、そして本多の妻でありピアニストの本多尚美の3人によるハイパー室内楽ユニット「SMILE!」を編成し、「Milkywayシリーズ」の楽曲や、セルフカバー、そして書き下ろしの楽曲を多重録音無しで演奏し、生演奏ならではの、3人の息の合った演奏を収めたアルバム、『Smile!(2010)』もリリースし、高い評価を得ています。
本多の使用楽器は、ソプラノがヤナギサワ S-9930GPのストレートとSC-9930PGPのカーブドで、マウスピースは同じくヤナギサワハードラバー・ハンドメイド6にレジェールSignature 3のシンセリード、アルトがヤナギサワA-9937にマウスピースがヤナギサワハードラバー・ハンドメイド7のハイバッフルタイプ、リードはリコ3かラボーズMHを使用しています。
3本のサックスにはいずれも本多が大好きな恐竜の特別彫刻が施されています。
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