サックスを吹いているミュージシャンを見て、
一度はやってみたいとあこがれを持つあなたへ。
サックスには沢山のブランドや色々な種類がありますが、
自分で酸いも甘いも経験してきた店長がはじめの1本としてお勧めできるサックスをご紹介します。
クラシック、ポップス、ロック、ジャズなどサックスの活躍場面は多く存在し、吹奏楽やビッグバンドには欠かせない存在です。
サックスは約160年前にアドルフサックスというベルギー人によって発明されましたが、その開発コンセプトは、音を鳴らすのに練習を積まなければならないトランペットなどの金管楽器に比べて、簡単に音が出る楽器を作ることだったそうです。
サックスは見た目が複雑なので、吹くのは難しそうに感じるかもしれませんが、こういう理由でトランペットやトロンボーンなどの金管楽器よりも割と簡単に音が鳴ります。基本の運指もリコーダーの運指に似ており、比較的すぐに慣れます。
※5万円程度で買えるサックスにはご用心※
中国産などのサックスが出回っていますが、これらの格安サックスは、音程が悪い、粗悪な素材を使っている、キーの設計がまずく、吹くのが不快、塗装、組み立てが甘いなど問題が多く、これらの問題は後々の調整メンテナンス時にも深刻な問題となります。
せっかく練習しようにも、これらサックスではまともな練習が出来ないため、当店ではお客様にお勧めしておりません。
これらを使うと自分の技術の問題なのか、楽器の問題なのか、良いサックスを選んでいれば、悩まなくて良いことで後々悩まなければならなくなります。(私も経験済みです。)
近年では様々なサックスのブランドが増え、選択肢は広がりましたが、必ずしも高ければ良いという物ではありません。有名な海外ブランドでも組み立てやパーツの精度に問題があるというケースもよくあります。(これも経験済みです。)
この点、ヤマハやヤナギサワなど国内メーカーであれば、楽器の設計や製造工程など考え尽くされていますので、廉価なモデルでもまず問題はありません。
サックスで一番大事なのは演奏できる状態にきちんと調整されていることです。サックスの調整がおざなりですと、キーと本体の間に隙間ができたりして、上手く穴がふさがらず、その結果息漏れして上手く音が鳴りません。このままでは練習するのがとてもストレスになり、練習がつまらなくなってしまいます。
しかし、現実問題として、日々多くのサックスを製造、出荷しなければならないメーカー側では十分調整に時間をかけられないという現状があります。
このようなサックスでも当店では出荷前に一本一本入念にチェックし、必要箇所を調整し直して、万全の状態にしてからお送りしております。
サックスの価格帯は当店がお勧めするものの中だけで考えても、廉価版の10万円台のものから豪華彫刻入りの金メッキで100万円を超えるようなものまで様々です。
価格の差について何が違うのかと疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。これまでの経験から価格の差について店長の考えをまとめてみました。
1.機能的な差
音程をより正確にするため、さらに操作性を向上させるために各メーカーがしのぎを削って独自の技術をサックスに盛り込んでいます。
廉価版ではこれらの機能が少なく、高い物になればより豪華についています。ただしこれらの機能が無くてもサックスとして演奏する分には差し支えありません。
2.音色の差
一般的に高いモデルほど、素材の種類、製造方法などにより高いコストを掛けています。
通常サックスの素材は真鍮製、仕上げの塗装はゴールドラッカーというのが最もオーソドックスですが、素材により高価な銅や銀を使用している場合や、仕上げに金メッキや銀メッキを使っている場合にはその分だけ価格が高くなります。
また製造方法も上位モデルほどより丹念に作られている場合が多く、廉価版と同じ素材、仕上げであっても上位モデルの方が音色はよいです。
これらのサックスでは管の材質や表面のメッキ、塗装などで同じ型番のサックスでも音の特色が変わってきます。詳しいことはこちらでご紹介しています。
3.ブランドの差
ブランド物バッグなど他の製品でもそうだと思いますが、知名度の高いブランドであれば、それだけ世間一般での品質への信用性が高いので、値段も高くなります。
4.希少価値
昔に作られたビンテージのサックスは未だに根強い人気を誇っています。これらは既に生産終了されているもので、世の中に現存する本数は増えませんので、人気があり、欲しい人の数が多ければ、その分価格はあがります。
では、値段が高いものが万人にとって最良の選択かというと、必ずしもそういうわけではありません。価格だけに惑わされず自分にぴったりの一本を見つけることが一番大事です。
そうは言っても何を基準に選んだらよいかわからないという方も多いと思います。大丈夫です。お気軽に店長にご相談下さい。
メールでのご相談はこちら
これまでサックスに関して頂いた質問についてはこちらにまとめてありますのでご覧下さい。
サックスには沢山の種類がありますが、よく使われるサックスには4種類あります。
その4種類とは
ソプラノサックス(Bb調)
アルトサックス(Eb調)
テナーサックス(Bb調)
バリトンサックス(Eb調)です。
■ソプラノサックス
4種類の中で一番高い音がでます。Bb調のサックスです。ジャズでテナー奏者の持ち替えで使用されます。ケニーGはソプラノサックス奏者として有名です。透明感のある明るい音色です。
まっすぐに伸びたストレートソプラノサックスと後述するアルトのような形のカーブドソプラノがあります。
アンブシュア(サックスをくわえる時の口の形)をきつくしなければならず、音程を取るのが難しいため、初心者でいきなりソプラノから始める人はあまりいません。他のサックスでサックスに十分慣れてからソプラノを始めるのが一般的です。
■アルトサックス
4種類の中で2番目に高い音が出ます。Eb調のサックスです。日本ではアルトサックスを吹く人口が一番多く、クラシックやビッグバンドなどでも主役を果たすことが多いサックスです。
アルトサックスは女性の声の音域にあたります。
小柄な体格の方にも手頃な大きさで、音の表現力が幅広く、音程なども比較的取りやすいため、初心者にとって最もなじみやすいサックスと言えます。店長もアルトサックスから始めました。
■テナーサックス
4種類の中では2番目に低い音が出ます。Bb調のサックスです。ソプラノサックスよりも一オクターブ低い音が出ます。吹奏楽でも使われますが、特にジャズ、ロック、フュージョン等ではアルトサックスに負けない花形のサックスです。アルトの次に人口が多いサックスです。
男性の声のような豪快な鳴りに魅せられて、途中でアルトサックスからテナーサックスに転向する人も多いです。店長も途中でテナーに転向しました。渋い音からパワーのある音まで奏者の個性が一番出しやすいサックスだと思います。
小柄な方にははじめは少し大きく感じられるかもしれません。
■バリトンサックス
4種類の中で一番低い音が出ます。Eb調のサックスです。アルトサックスよりも一オクターブ低い音が出ます。吹奏楽、ビッグバンドなどでは低音部を担当することが多く、リズムセクションとして活躍することが多いです。迫力のある低音が魅力です。
楽器は大きく、重いので座って吹くときにはペグ(サックスを立てるための脚)を使うのが一般的です。
ジャズではジェームスカーター、ジェリーマリガンのように豪快なソロを吹くプレイヤーもいます。プレイヤーの人口は4種の中で一番少ないかもしれません。
4種類ありますが、このアルトサックス、テナーサックスなら初心者の方でも安心してはじめられます。店長が自身を持ってお勧めします。
アルトサックス
ヤマハ アルトサックス YAS-280
世界一サックスを綺麗に作ることで有名なヤマハ。限界までコストダウンされています。学校の吹奏楽などでは定番です。
音程も良く、操作も手になじみやすいキー配置です。吹いた感じも楽になるのでまずサックスを吹いてみたい方にはお勧めです。
ヤマハ アルトサックス YAS-380
YAS-280の基本性能に加え、更に機能性を兼ね備えたモデルです。
上級モデルの機能も多く取り入れられており、YAS-280よりも耐久性が高いです。
楽に鳴らせるので、入門用としては十分なレベルです。
ヤナギサワ アルトサックス A901II
サックス専門メーカーとして高いレベルのサックスを作り続けてきたことで、世界的に有名になったヤナギサワ。ヤナギサワは吹奏楽ではとても良く使われます。サックスのパーツの造り、組み立てが精巧にできており、長く使えます。音程はとても良く、操作も楽です。楽器は軽いです。廉価版とは思えないほど、とてもコストパフォーマンスの高いサックスです。
テナーサックス
ヤマハ テナーサックス YTS-380
こちらも限界までコストダウンされています。学校の吹奏楽などでは定番です。
音程も良く、操作も手になじみやすいキー配置です。吹いた感じも楽になるのでまずサックスを吹いてみたい方にはお勧めです。
ヤマハ テナーサックス YTS-62
世界一サックスを綺麗に作ることで有名なヤマハ。そのヤマハサックスの中では中級モデルとして定着しています。上級モデルの機能も多く取り入れられており、YAS-280よりも耐久性が高いです。音程も操作もグレードアップしています。ある程度長く使える物をお求めの方にはお勧めします。
ヤナギサワ テナーサックス T901II
サックス専門メーカーとして高いレベルのサックスを作り続けてきたことで、世界的に有名になったヤナギサワ。ヤナギサワは吹奏楽ではとても良く使われます。サックスのパーツの造り、組み立てが精巧にできており、長く使えます。音程はとても良く、操作も楽です。楽器は軽いです。廉価版とは思えないほど、とてもコストパフォーマンスの高いサックスです。
ヤマハ、ヤナギサワという2大国産ブランドも大変すばらしいサックスです。どれをお求めになってもハズレはまずありません。
しかし、もっと上達するスピードを早くしようと思うのでしたら、心地よい吹奏感、羽のように軽いキー操作、長く使える丈夫さを兼ね備えたAIZENも候補としてお考えください。
私は、サックスを始めた頃、良い音がすると言われるビンテージサックスやヨーロッパの高級サックスなどは、とても買う余裕がありませんでした。仕方がないので、粗悪な中国産のサックスで我慢しました。
しかし、どれだけ練習しても、音程は取れず、うすっぺらい音色しか出せず、キーもまともに動きません。結局1年足らずで手放しました。後々、セルマーのビンテージ「マークVI」を買ったとき、その違いにどれだけ愕然としたことでしょうか。それまでの苦労が嘘のように上達していったのを覚えています。
しかし、高額な楽器をローンを組んで手にいれたため、毎月、食費を切り詰めて、なんとか支払い終えるまで、大変な苦労をしました。
そこで、以前の私のように、サックスが好きで音にこだわりがあるけれど、十分なお金をかけられないと悩んでいる方にも、手に取っていただきやすい価格に設定しました。
心が震えるような感動をサックスを愛する仲間たちと分かち合いたいと思います。
そんなあなたに、高品質な楽器を安価でお届けしたい。この想いをわかっていただける方に手に入れていただくことができれば、私は本当にうれしく思います。
長年に渡る研究の末、AIZEN FUGA アルトサックス、テナーサックスは、ビンテージコーンのもつ暖かく芯のあるサウンドと、ビンテージセルマー・マークVIのフェザータッチを兼ね備えました。ビンテージサックスの「あのジャズの音」と、羽のように軽い操作性を両立させたミュージシャンの夢を実現したモデルです。
そんなあなたには、AIZEN HIBIKI アルトサックス、テナーサックスをおすすめします。廉価版でありながら、国産のプロモデル並みの品質と音色を兼ね備えています。
サックスプレイヤーの命ともいえるのがマウスピースです。
楽器を変えるよりも、マウスピースを変える方が吹きやすさや音色に大きな変化を感じることができます。
どれけ高いサックスを使っても、マウスピースが良くなければ、良い音は絶対に出ません。
しかしながら、これはというマウスピースに出会うまでは相当な年月とお金がかかることも稀では無く、私自身その苦労を身を持って体験しました。
やっとの思いで理想のビンテージマウスピースを見つけた!と思い安心したのも束の間、マウスピースを落としてしまったのです。
修復も試みましたが、やはり元通りの音は戻って来ませんでした。
そんな様々な体験がAIZENの開発に至っています。
・最高品質のマウスピースを、一人でも多くの方にお届けしたい。
・高品質な商品を安定してご提供したい。
・細部までこだわった設計で、初心者の方からプロ奏者まで、とにかく吹きやすくかっこいい音色を!
こんなマウスピースに仕上がっています。
是非一度お試しください。
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