日常生活ではDIYは大流行です。
ドゥー・イット・ユアセルフ、「自分でやってしまおうよ」、は上手くいけばコスト削減、時間短縮、細かいこだわりへの対応と、良いことだらけの結果になります。とはいえ、材木やペンキを買ってきて、愛犬の犬小屋を自作してみたら、愛犬も顔をしかめるような、沢山の釘の突き出た、見るも無残な作品が完成する場合は少なくありません。
そうですDIYはある意味ギャンブルです。また「練習」や「才能」も重要です。そしてその考え方を自分の愛するサックスに当てはめる方も多いようです。サックスのメンテナンスに関する一般的なDIYテクニックとその習得法を紹介しましょう。
サックスリペアの技術は、理論と実践練習の集大成です。そのどちらが欠けてもサックスリペア、サックスのメンテナンスは出来ません。ですので、最初は誰でも初心者ですので、失敗覚悟の挑戦が前提です。
そして果敢な挑戦が失敗した場合には、迷わずプロのリペアマンのところへ行って対処してもらいましょう。自前の調整で、失敗がシャレにならないのは「パッドの交換」です。小型のバーナーと「シェラック」と言う熱溶融性の接着材、そして出来ればパッドスリック(パッドを押さえるヘラ)があれば、器用なひとならパッドの交換は決して出来ないことではないと思います。
しかし、楽器としてバランスの取れた状態を維持した上でのパッドの交換はとても難しい作業です。ひとつのパッドの交換のみが目的でも、それによって他のパッドのバランスが変わり、あっちこっちを緻密に調整しながらの作業が必要です。特に中音域以下の大きなパッドの交換は鬼門です。
ネックコルクの交換も自分で出来そうですよね。しかしコルクとネックの金属部との接着部にムラがあると、マウスピースを出し入れしてる間にコルクが破れたり、コルクとネックの間の気泡でサウンドが影響を受けたりします。ネックコルクは「きつく、しっかりと巻く」ことが重要です。
*写真は全てflickrから掲載しています。
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