気になりますよね。サックスは見た目にも金属の塊ですから。体格の小さい方は、「こんなでかい金属の塊を、首からぶら下げて長時間吹くなんて、はたしてできるのだろうか?」、とお考えになるかもしれません。
しかし、中身は空っぽのパイプですので、思いの外重くはありません。目安としては、ソプラノで1kg、アルトで2.3kg、テナーが3.6kg、一番重いバリトンで6.5kgってとこでしょうか。
もちろんメーカーやモデルによっても大きく変わります。今回はサックスの重さについてお話しましょう。
実はサックスのカタログには、重量の表記はされていない場合がほとんどです。サックスは部品の点数が多く、かつ常に改良やマイナーチェンジがおこなわれること、また部品の材質も微妙に変化することなどから、明確に重量が示せません。表記しても、結構変わってしまう、ということですね。
しかしモノは楽器ですので、「重くて持てない」ということはほとんど無いので安心してください。サックスの場合、その重さはストラップで解消します。サックスを吊り下げるためのストラップは、各種の工夫のなされたものが多様な製品として発売されており、首から下げる標準的なもの、ハーネスといって肩全体で支えるもの、また最近では樹脂のフックを肩に引っ掛けてサックスを支える構造のものなども出てきました。
要は、サックスの重さはストラッブで受け止める、と考えてください。サックスが重いと感じたら、各種のストラップを試してみるのが良いと思います。
自分の体型、吹き方、体力に合った物が見つかると思います。とはいっても、サックス吹きにとって「首への重量」は常に悩みの種です。無理に我慢などすると頚椎を痛めてしまうので注意してください。
サックスの重さは主に管体の材質で決まります。ヤナギサワの名器、シルバーソニック・シリーズは、管体に92.5%銀含有のスターリング・シルバーを使っているので、通常の真鍮製のサックスに較べてかなり重めです。一般的な真鍮の比重の8.6に対し、スターリング・シルバーは10.4ですので、単純に重量2割増しですね。ま、マニアネタです。
またヴィンテージセルマーの人気機種マークVIは、ソプラノからバリトンまで、現行の機種に較べて恐ろしく軽いです。ソプラノに至っては、ストラップリングが着いていません。軽いのでストラップ不要、っていうことですね。
*写真は全てflickrから掲載しています。
吹きやすさ、低音から高音までしっかりした安定感、音程の取りやすさ、いずれも品質の高さが実感できました。特に、他のマウスピースでは高音がスムーズに鳴らせずに苦しんでいたのでこんなに楽に音がだせるなんて夢の様です。
(AIZEN SO ソプラノサックスマウスピースご購入 柿崎広志様 のお声)
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