「セッションではどういう風に振舞えば良いのか」、を必要以上に心配する人が多いようです。実はこんなことは気にしなくても構わないんです。
セッションには必ず「セッションホスト」という人が居り、参加者の演奏順やセッション全体の切り盛りをしてくれます。この方の言うことさえ聞いていれば、楽しくセッションに参加することが出来るはずです。なので用語を少し解説しておきましょう。
セッションを仕切ってくれる司会者兼プレーヤーが、今お話した「セッションホスト」です。店のオーナーの場合やプロ奏者、または常連さんの場合もあります。リズム隊(ピアノ、ベース、ドラム、ギター)に対し、サックスやトランペット、フルート、クラリネット等のメロディ楽器を「フロント」と呼びます。「今日はフロントが多いので、三人フロントで回しましょう。」、なんて具合です。
アドリブソロのスペースは通常コーラスで数えます。一人3コーラス、などと決める場合もありますし、その場の雰囲気で「降参するまで吹いて良し!」、なんて場合もあります。「バース」とか「フォーバース」というのは、全員のソロが終わった後に、4小節ずつ掛け合いでアドリブを交替で演奏することを指します。何コーラスも全員(またはフロント)で回すことで、曲の違う部分の4小節を交替で担当することになります。なかなか上級の課題ですが、その分スリル満点です。
セッションに初参加して、目が点になることがひとつあります。それは、「チューニングをしない」ことです。
バンド演奏は必ずチューニングで始まりますが、今までセッションに参加して、「では、この音でチューニングを」、という経験は未だありません。そんな状況を乗り切るために、私のサックスのネックコルクには、「標準チューニング」のマウスピース位置を示す線がサインペンで書かれています。「基本、この辺までマウスピースを挿せばなんとかなる」という位置です。
そうそう、あなたがお酒を嗜む成人の場合は、「飲むなら吹くな、吹くなら飲むな」という私の自分用の標語をプレゼントします。確かにお酒を飲んで、ほろ酔い気分でセッションを楽しむのはジャズの特権かもしれません。ジャズの魂がそこにあるかもしれません(か?)。
でも、我々はアマチュアです。酒に酔った感覚で、思うように楽器が操作できるでしょうか?思うように音楽が演奏できるでしょうか?私は最大でビール一杯で我慢することにしています。
*写真は全てflickrから掲載しています。
息がスムーズに入り低音から高音まで抜群の音量で鳴るので吹くのが楽しくて一時間吹き続けました。マウスピースが違うだけでこんなに違うのかという驚きと共に、アイゼンに対する評価が間違いないことを感じました。(AIZEN SO アルトサックスマウスピースご購入 水野英昭様 のお声)
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