週に一回、5時間程度サックスを個人練習かバンドで吹くとしましょう。
このような平均的なアマチュアサックスプレーヤーの場合、年に一回のバランス調整で3万円程度、リードを3箱買うとして1万円くらい。合計4万円ほどが最低の年間必要経費でしょう。
バランス調整とはパッドの開き具合、キーのスプリング調整、不良タンポの交換等、サックスの状態を安定したものにするための調整で、もちろん一年に一回やらなければならないというものではありません。新しい楽器では3年に一回でも良いかもしれませんし、ヴィンテージ・サックスであれば半年に一回以上の調整が必要かもしれません。
こういった定期的な「調整」というのが金管楽器にはほぼ不要なので、「サックス吹きは維持費が大変」、と言われます。サックスの掃除の面倒さは皆さんお分かりだと思いますが、トランペットなんか一緒にお風呂入って「掃除終わり」ってプレーヤーも少なくありません。
サックスの場合、消耗品のリードもお財布に優しくないですね。ましてや買った一箱のうちの半分ほどが「鳴らないリード」だったときには泣きたくなります。またサックスはちょいとシャフトが曲がっただけで音が出なくなる、なんてことも少なくないので、修理屋さんへ行く頻度も他の楽器よりも多いでしょう。
マウスピースを替えて、ネックコルクを巻き替えてもらうだけで数千円かかります。キーのメカニズムを全部分解して、パッドを総交換、全バネ調整、トーンホールの平行度再調整等をほどこして再組み立てする、「新品化」の調整である「オーバーホール」は安くて7万円あたりから13万円前後までかかることもあります。
はい、安いサックスなら新品買えちゃいます。
このようなサックスの維持費を少しでも安価に抑えられるのは、「あなた」だけです。オーナーが自分のサックスを熟知し、まめなケアをすることで大きな出費を抑えることができます。
例えば練習後の掃除。パッドに付着した水分をまめに取り除くだけでパッドの寿命は飛躍的に長くなります。またネジの増し締め。「緩んでるネジは無いか?あったらちょいと締めてあげる」、それだけで大きな故障に至ることが防げる場合があります。
また鳴らないリードも、各種の調整道具や保管アクセサリーで鳴るリードに改造したり、リードの寿命を延ばすことも出来ます。自分のサックスを良く観察して構造を理解すれば、ちょっとバネの硬さを調整するくらいまでには誰でも出来るはずです。「愛サックスをより愛し」、お財布に優しいサックス人生にしましょう!
*写真は全てflickrから掲載しています。
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届いて早速吹いてみると楽にすうーっと息が入り、私が吹いているとは思えない程綺麗な音色にびっくり!!嬉しくて2時間も吹いてしまいました。なんでもっと早く購入しなかったのかと・・・。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 澤田晴子様 のお声)
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