じつはメーカー別のサックスサウンドの違いを教えてください、って一番困ってしまう質問なんです。吹き手によってもサウンドは大きく変わりますし、同じメーカーでも異なるモデルで多くのユーザーニーズに応えようとしています。
しかし、「じゃあ、どんなメーカーのサックスを吹いても同じということですか?」、と言われちゃうと、「いやぁ、そうでも無いんですよぉ。」、と体をよじって困りまくっちゃうんですよ。
今日は誤解を恐れずに、自分が持っている印象のみで、勝手にメーカー別のサウンドの傾向を言い放っちゃいます。「のようです」とか「の傾向があります」なんて、面倒な言い回しも割愛させて頂きます。かなりの数のサックスマニアは首を縦に振ってはくれると思いますが、絶対にサックス選択の際の参考になんかしないでください。ね、お願いしますよ。
まずは天下の「ヤマハ」。全般的に音程がしっかりしてます。少ない息でも良く鳴りますが、パワーのある人が息を突っ込むとビビリ易いです。まじ優等生。鮮烈な個性は少ないが、絶対にスカはありません。
次は「ヤニ」の俗称で呼ばれる「ヤナギサワ」です。全モデルに渡って、「厚みのあるサウンド」って印象です。超人気&高級モデルの「シルバーソニック・モデル:993Xシリーズは、サックス界のポルシェですね。一回乗ったら忘れられなくなる個性があります。この2社が製造も日本国内の工場でおこなっています。それゆえ、価格もそれなりです。下倉楽器プロデュースのマルカート、グローバルのイオ、野中貿易のアンティグア等は価格のわりに良く出来ているとおもいます。
海外メーカーではまずはセルマーですかね。サックスの発明者、アドルフ・サックス直系のサックスメーカーで、「サックスといえばセルマー、セルマーといえばサックス」と言われています。
非常に完成されたメカと、製造技術、サウンドも性能もしっかりとしています。
シリーズIIとSERIE IIIの違いは?と良く聞かれますが、シリーズIIは今までのセルマーサックスの完成版でしっかりと安定したサウンド、SERIE IIIは次世代のアプローチの始まりのモデルで、色んな表現のニーズに対応するための新技術がふんだんに採用された、次世代のサックス、と思ってください。あくまでも「雰囲気」ですが…。
キャノンボールも最近人気です。独特のビッグベルから出てくる肉厚のサウンドに魅了されてファンなってしまう人も少なくありません。名前の通り、大砲のようなサックスサウンドを実現してくれます。ユリウス・カイルベルスもぶっとい音で有名です。
ポールモーリアはかなりヴィンテージサウンドを意識したサウンド作りをしています。日本ではあまり著名ではないようですが、アメリカではかなりポピュラーな人気サックスブランドです。コーンのヴィンテージは、野性味溢れるアメリカンサックスサウンドで有名ですが、現在のC.G. CONNはアメリカのコーン・セルマー社のひとつのブランドとなっており、やや渋めのサウンドの味付けではありますが、操作性は現代的になっています。
まじ、私的意見ですので、反論も同意も受け付けません!
*写真は全てflickrから掲載しています。
吹奏すると「吹く」というより、MPを中心に楽器と身体が共鳴するような感覚に満たされ、安定したどこか懐かしい音がしました。特にサブトーンの響きが素晴らしくKey操作が楽しくなります。
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