意外と皆さんマウスピースの掃除に関して雑です。見ていてはらはらする方もいらっしゃいます。
そんなわけで、この際、マウスピースの正しい掃除法を、理由と一緒に説明します。採用するかしないかは、あなた次第です。
練習が終わったら、マウスピースにスワブをシャンク側(サックスに接続するほう)から、ネック用のスワブを一回だけ通しましょう。一回で充分水分は取れます。それ以上やるとマウスピース内部に傷をつけてしまう可能性があります。
またスワブの擦れで内部が「磨耗」する心配もあります。決して逆方向にはスワブを通さないでください。音を出すのに大事な部分が傷付いてしまいます。外側の水分はそのスワブか、ハンカチ等で優しく拭き取ってください。
くれぐれもマウスピースの先端に傷を付けないよう注意してください。練習の度の掃除はこれで充分ですが、一ヶ月に1回程度(練習の頻度にもよりますが)はマウスピース全体を水洗いしてください。
マウスピースの外側に頑固なタンパク汚れ(唾液に含まれています)が付いている場合は、ぬるま湯や食器用中性洗剤を使うのもお勧めです。
洗った後は水ですすいで水分を拭き取ってください。洗う際にはサイドレール(マウスピース裏側の両側の壁)、先端、ランプエッジ(マウスピース中ほどの、裏側の切り欠きが丸くなっているところ)等、角がシャープになっているところを傷付けないよう注意してください。
マウスピースの基本的な保存方法は、使い終わった用済みのリードをリガチャー(締め金)に装着し、キャップを被せ、クリーニングクロス等の柔らかな布で包んでおきます。このとき、マウスピースキャップがマウスピースの先端に当たっていないかどうか確認してください。
もし当たっているようでしたら、ダミーのリードをわざと上側にずらしてマウスピースの先端を守ったり、リガチャーを上にずらしてキャップが深くかぶらないようにする等の対処をしてください。キャップは演奏時のリードを守るだけでなく、マウスピースの先端をも守るのが仕事ですが、深く被せすぎるとまったく逆の仕事をしてしまいますので注意してください。
通常のキャップは切り欠きがリガチャーに当たることで被せる深さが決まりますので、先端に穴が開いていないキャップの場合はマウスピースとキャップを並べ、リガチャーの端と切り欠きの位置を合わせ、マウスピースの先端にキャップが当たっていないかの確認をしてください。
マウスピースの事故のほとんどは落下です。落とさないよう細心の注意を払ってください。落としてしまった場合でも、キャップがしてあれば先端の傷や割れ等の重大事故は防げます。演奏中意外は、マウスピースにキャップを常に着けておくようにしましょうね。
*写真は全てflickrから掲載しています。
とにかく音を出すのが楽しくなります。
何も力をいれずに下から上まで音が出るので、はじめてのマウスピースにもとても合います。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 深澤竜輔様 のお声)
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