サックスのチューニングに関する質問はかなりの頻度でお問い合わせを受けます。「チューニングしても安定しない」。「ある音でチューニングしても、他の音が合わない」、「どの音でチューニングするの?」、「チューナーの正しい使い方は」等、チューニングに関する悩みは尽きないようです。
今日はチューニングの際の注意点をすこし紹介します。
基本的にチューニングトーンはB♭かAです。ビッグバンドかブラスバンドか、指導者の考え方等によっても変わりますが、管楽器が多くを占めるバンド、合奏であれば楽器の構造上、B♭かAがチューニングトーンとして最適です。
A=440かA=442かは状況しだいです。合奏に使うピアノがA=440で調律されていたら、それに合わせるしかありません。それでも無理やりA=442でチューニングする場合もあります。
高めのピッチでサウンドを締めたい、2ヘルツなんて差は分からない、とかの理由だそうです。チューニングをその音だけを出して合わせないでください。いくつかのフレーズを吹いて、口を「曲を吹く口」に調整してからチューニングをしてくださいね。
そうでないと、チューニングの際のアンブシャと、実際の演奏時のアンブシャが異なってしまい、せっかくのチューニングも意味を成さなくなります。また、まだ長い間安定した音をキープできない初心者の場合は、一番自分が楽だと思うアンブシャでチューニングしてください。「緊張してチューニング」すると、曲の演奏中、ずぅーっと緊張していないといけません。
「ドの音でぴったりチューニングしても、ラやソの音が狂っています。僕の楽器は故障しているのでしょうか?」、という質問を良く聞きます。答えはズバリ、「サックスとはそういう楽器です」、です。
サックスはアンブシャ(口の締め方)を調整無しでは、完璧な音程を出せる楽器ではありません。総ての運指と音に「低め」、「高め」の傾向があります。
それゆえに、「サックスは耳で吹く楽器」とも言われます。自分の音を良く聞いて、音程のずれを口の締め具合で調整します。
また、「音程の良い運指」と「音程の悪い運指」もあります。通常、音程の良い運指は通常と違う指使いなので、「長い音符のときはこの指使い、短いフレーズの一部はこの指使い」、などと使い分けするのが一般的です。
楽器の設計や固体の調整によっても「狂い具合」は異なりますので、自分のサックスの音程の傾向は是非つかんで置いてください。いくつかの異なるキーのスケールを吹けば、その傾向は簡単に感じ取ることができます。
*写真は全てflickrから掲載しています。
使用して2日目には、アンブシャーの違和感もなくなり、すべての音がスムーズに出せるようになりました。
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