サックスは比較的とっつき易い楽器です。従って先生に習ったり、街のサックス教室に通うこと無しでも、ある程度のレベルに達することが可能です。この記事をお読みの方々のなかにも、「教則本」や「雑誌」を先生にして、独学でサックスを練習している方も少なくないと思います。
今日はサックスの独学の際に、「ちょっと気にしておくと後が楽」、というような注意事項をお話しましょう。
まず第一の注意点は吹くときの姿勢を…。いえいえ、そんなことではありません。まず自分の楽器をよく観察しましょう。マイ楽器を入手したら吹きたい、触りたい、パタパタしたい(?)気持ちは分かります。
でも、自分の楽器を手に入れたらまずじっくりと観察してください。大きな音の出せない自宅だとしても楽器の観察は出来ます。また音を出す練習でも、最初の5分ほどを「観察」に費やしてください。どこを押すとどこが動くか、ある音(ファとかソ)の指使いではどこのトーンホールが開くのか、どこのネジが何を調整するものなのか、一番長いシャフト(キーの棒)はどれか、など等。
何でも良いので楽器を観察し、「納得&理解」してください。もちろん覚える必要はありません。「観察」を癖にすれば、自然と頭に入ってきます。この「楽器をよく観察する」ことからサックスを始めると、楽器の取り扱いの仕方が正しく理解できます。
また楽器の不調の原因を早期に推測することも出来ます。メカニズムの連携まで頭に入れば、故障の原因やちょっとした対応も出来るようになります。多くを求める必要はありませんが、独学とは自分の楽器と自分が一対一で仲良く付き合うことです。観察が無駄になることは絶対にありません。
もうひとつは教則本をあてにしないことです(教則本の著者の方々、スミマセン!)。教則本に書いてあることをマスターすることがあなたの目的ではなく、サックスを自分の思い通りに演奏することが目標です。
その「参考書」として教則本をおおいに利用してください。書いてあることが違う本を数冊使うのも悪いことではありません。楽器をマスターする場合に重要なのは、目標と手段をしっかりと区別して考えることです。極端な言い方をすれば、始めに吹けるようになりたい曲に出てくる音の指使いだけをマスターすれば、他の音の指使いを覚えるは後回しで良いと思います。じつはこれが独学の利点です。先生や教室では当然のごとく楽器操作の基礎から教えてくれます。
そしてそれらの技術をステップ毎に向上させていきます。でも、基礎練習って結構つまらないものです。独学なのだから、楽しいことだけを先行させても構わないと思います。大切なのは練習が楽しいことで、後で必要な技術なら後回しにしても良いのではないでしょうか。
*写真は全てflickrから掲載しています。
低音から高音まで楽器が良く鳴り、音質もレスポンスも良いことがわかりました。とても満足しています。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 高山洋様 のお声)
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