近年、楽器ブームと言われ、音楽を聴くだけでなく自分で楽器を演奏したい、という方が増えています。サックスの演奏人口も飛躍的に上がっているようです。それどころか、「サックス」という楽器は「演奏してみたい楽器ナンバーワン」とも言われています。
サックスは見た目の美しさに加え、非常にとっつき易い管楽器でもあります。よくお客様に、「サックスは難しいですか?」、と聞かれますが、必ず、「いいえ、めっちゃ簡単です!」、と答えます。決して嘘ではありません。
サックスはその構造上、とても音が出し易い管楽器です。トランペットを代表とする金管楽器は、リップリードと言い、自分の唇を振動させることで音を出します。このような唇の動きは日常的なものではないので、音が出るようになるためにはある程度の慣れが必要です。
サックスと同じ木管楽器ですが、フルート系の「横笛」類はエアーリードと言われ、リッププレートという唄口の穴の角に息を吹きかけ、その空気の渦によって音を作り出します。ま、コーラの瓶の口に息を吹きかけて、「ボー」という音を出すのと同じ原理なのですが、この方式は吹き込んだ全体の息の量に対して、音として使われる息の効率が低いため、上手く吹かないと息ばかりが無駄に使われてしまい、頭がくらくらする、という初心者の方が少なくありません。また安定した音を出すのもかなりの練習が必要です。
またサックスと同じようにアシで出来た木製のヘラ、リードを使う楽器にオーボエやバスーンがありますが、これらは大きくサックスと違う部分があります。サックスはリード1枚をマウスピースに装着して音を出しますが、ダブルリード楽器と呼ばれるオーボエ等の楽器は細長い二枚のリードを重ね合わせ、その真ん中に息を入れて音を出します。
これは音が出るまでかなり難しいです。また管楽器は楽器全体の長さを調節してチューニング(合奏する楽器全体の音の高さをあわせる)をしますが、オーボエは音の高さを調整することが難しい楽器です。それゆえオーケストラでは、総ての楽器がオーボエの音にあわせてチューニングをします。
見た目の色こそ違いますが、同じ木管楽器のクラリネットはサックスとほとんど同じ構造です。クラリネットは実はサックスの先祖で、クラリネットの柔らかな音を、より大きく、また力強い音で、という目的で作られたのがサックスです。音を出す仕組みもマウスピースに一枚のリードを着けるシングルリードといわれる方式です。
しかしクラリネットはオクターブの指使いが異なることと、また奏者の指で穴を直接塞ぐキーもいくつかあり、そういう意味ではサックスよりハードルが高いでしょう。
サックスは指使いは皆さんが小学生時代に慣れ親しんだ、リコーダーとほぼ同じです。シングルリードの唄口(音を出す部分)も拍子抜けするほど簡単に音を出すことが出来ます。「初めての楽器」としては、サックスは絶対にお勧めです。レッツ・トライ・サックス!
*写真は全てflickrから掲載しています。
音を出したい、演奏をしたいという気持ちにさせてくれるマウスピースです。出会える事ができてとてもうれしいです。ありがとうございました。
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