サックス奏者にとっては、サックスストラップは必須のアイテムですね。ちなみにビンテージのセルマーマークVIのソプラノサックスにはストラップリングがありませんので、ほとんどの人はストラップ無しで吹いています。近代のソプラノサックスは結構な重量ですが、マークVIは意外と軽いので問題ないようです。さて本題です。今日はストラップのバリエーションについて考えてみます。
ストラップが「サックスを支える吊り紐」である以上、重さを支える機能、その重さをいかに奏者に軽く伝えるかの工夫、長さ調節の機構、そしてサックス演奏の邪魔にならない工夫、サックスのストラップリングへつなぐ部品であるストラップフック、等のことがストラップの必須条件ですね。
吊り紐としての材質には、合成繊維のヨリ紐、ナイロンベルト、金属チェーン(普通は金属ビーズをナイロンや釣り糸などの丈夫な糸で連結したもので、さすがに本当の「金属クサリ」は見たことがありません。)などがあります。ジャズのプレーヤーの中にはベルトタイプより紐タイプの方が楽器の鳴りが良い、という方々もいらっしゃいますが、かなり迷信に近い気がします。
奏者がサックスの重さを引き受ける首あての部分、またその機能に関しては各種メーカーの涙ぐましい努力があります。厚手のクッション、首に回り込む形状、素材、首ではなく肩で支える構造、ズボンのベルトにまで力を分散させてしまうものもあります。
また首、頚椎への負担を少なくするため、首が締まる普通のV字ラインでなく、ネックパッドの左右の力を真下に落とすT型とも言えるような新構造のストラップも最近登場しています。サックスの重さで肩こりや首の痛みが辛い、等の悩みがある場合は検討に値すると思います。
タスキのような「ハーネスストラップ」は体への負担が最小ですが、長さ調整の煩わしさをマイナス点に上げる方もいるようです。しかし首への負担は全くありません。通常のストラップとハーネスの間のような存在で、ブレステイキング、B.AIRのバードストラップ、ハンガーのように肩に金具を引っ掛ける「サックスホルダー」のような製品もあります。
長さ調整の機構も重要ですね。簡単に調整できて、かつ固定が強固でサックスの重さで伸びたりしないことが必要です。どんな種類の長さ調整機構でもサックスをちょっと浮かせて、ストラップへかかっている重量をなくしてやったほうが長さ調整はし易いです。またフックも大事ですね。
金属性の方が一般的にサックスの鳴りが良い、と言われています。私はさほどの変化は感じませんが。またフックのロック機構は最も重要かもしれません。サックスのストラップリングから簡単に外れてしまうようなフックは、「サックス落下事故」を起こしかねませんのでご注意ください。
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他のマウスピースをいろいろ試されたのなら、絶対に良さがわかります。いいものを使い、いい音を出すことが、上達の近道になると思います
(AIZEN LS テナーサックスマウスピースご購入 中野俊彦様 のお声)
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