サックス人口がどんどん増加している今、サックスのファッション性を気遣うプレーヤーも少なくないようですね。ストラップの色やデザインはもちろんのこと、サックスのネジの部分にガラス装飾を施すとか、キーのフィンガープレートを好みの色に変えたりする方もいらっしゃるようです。
近年特に感じるのが、サックス本体の色のバリエーションの多さです。かつてはサックスはイエローラッカーか、ゴールドまたはシルバーのメッキぐらいが色のバリエーションでした。今は迷ってしまうほどの色のサックスが市場に出回っています。今日はサックスの色についてお話しましょう。
サックスの基本色はやはり「イエローラッカー」です。黄色いラッカーを磨き上げた管体に塗布することで、あの7「ピッカピカ」になります。黄色の度合いがメーカーやモデルによって異なり、「明るい黄色」から「暗めの黄色」まで各種あるようです。黄色が暗め方向に進むと、茶色系となっていき、「ダークアンバー(暗い琥珀色)」なんて感じの色のサックスも見かけます。
このラッカーの色を変えれば、色んな色のサックスがたちどころに完成するわけですが、ことサックスに関してはあまり突飛なことは好まれないようで、イエロー系のラッカーがやはり主体です。しかし世の中には「人と同じことが嫌な人」も少なくないようで、メーカーは少量ながら「個性的な色のサックス」も生産しています。
バリトンサックス奏者、宮本大路氏の白いバリトンサックスはYAMAHAの特注品だそうです。またセルマーは「ブラックラッカー」や「マットゴールドラッカー」のモデルを少量ながら標準品として量産しています。アメリカのLA SAXというサックスメーカーは「赤」や「青」のサックスも製造しています。
また最近ジャズ系で流行している、あえてラッカーをかけないで素材の真鍮をそのまま出している「アンラッカー」。アンラッカーでは素材の酸化が早いので、それを止めるために透明のラッカーを塗布した「クリアラッカー(見た目はアンラッカーです。)」もあります。
ラッカー以外では、サックスの色は「メッキ」で決まります。英語で「プレート」と言いますので、金メッキは「ゴールドプレート」、銀メッキは「シルバープレート」と呼びます。ラッカーに較べてコストがかかるので、高級なモデルに多い表面加工です。サウンドも見た目も非常にゴージャスです。両者とも光沢仕上げとマット仕上げがあります。
近年では「ニッケルプレート」、「ブラックニッケルプレート」も各社揃えており、前者が「鋼(はがね)色」、後者は「青味を帯びた深い黒」です。また薬品で素材の真鍮表面を人工的に酸化させた「アンティークブロンズ仕上げ」や、高級サックスメーカー、インダービネン社が開発した、「え?焦げてるの?」というような風合いの、「ダークスチールコーティング」という個性的なサックスの表面加工も存在します。
吹奏感ですが低音域が特に良く、柔らかく太く鳴ります。また、息を強く入れても受け止めてくれます。サブトーンがしっかり出ると同時に高音域・アルティシモも細らずに太い音です。
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