サックス 本体

ビンテージ選定講座3、リラッカー


超高値で市場に流通しているビンテージのなかのビンテージ、アメリカ製のセルマーマークVI、所謂「アメセルVI」ですが、「なんで?」というお値打ちな価格で販売されていることがあります。
こういった場合のほとんどが「リラッカーもの」です。オリジナルのラッカーではなく、前の所有者がラッカーをかけ直したものです。中古やビンテージサックスの説明には、「ラッカー残存率90%」などと記載され、オリジナルのラッカーの残り具合が程度の良し悪しとして言及されます。はたしてラッカーの残存率は、そのビンテージサックスの価値にそんなに関係するものなのでしょうか?答えは「ノー」であり「イエス」でもあります。(ごめんなさいm(_ _)m)
アメセルとフラセルの相違点にラッカーの違いが良く挙げられます。アメセルは組み立て後にラッカーを薄く噴き付け自然乾燥させてサウンドの軽さを出しており、フラセルは部品の時点でラッカーを厚めに塗布し、しっかりと焼き付けて音の締まりを出している。こんな俗説があります。
そして確かにアメセルとフラセルでは明らかにラッカーの色が違っていますし、パッドにラッカーが付着しているのがアメセルの証明とされています。というようなラッカーに関する話題から、アメセルのオリジナルラッカーが珍重され、リラッカーされたものは「なんだ、リラッカーかよ」と評価が低いようです。
しかし、高い技術の職人によるリラッカーは決してオリジナルに劣るものではないケースもありますし、そもそもが剥がれ易いアメセルのラッカーは、リラッカーもされ易いと考えても良いでしょう。コンディションを保つためのリラッカー修理も考えられます。レベルの高いリラッカーであれば、あなたがコレクターではなくプレーヤーであれば、実はお買い得かもしれません。
リラッカーと同じような後処理で、「リプレート」という作業があります。これは「メッキのし直し」です。リラッカーは全体にする場合と、修理痕を消すための部分補修の場合がありますが、「リプレート」は楽器全体を分解し、オリジナルの塗装やメッキを薬品で剥離し、管体や部品ごとにメッキをかけます。
もうこうなると別の楽器になると言っても良いでしょう。群を抜いたすばらしい楽器に変身している場合もありますが、「ありゃりゃ!」の失敗作も無い訳ではありません。ただしラッカー仕上げに比べ、金メッキ・銀メッキは確実にサックスのサウンドに輝きを増しますので、「とんでもない」ことにはならないと思います。
間違いなく長期に渡って使用できる素晴らしいマウスピースです。
(AIZEN LS テナーサックスマウスピースご購入 肥田直樹様 のお声)
残り13名様 サマーキャンペーン開催中
夏のじめじめ湿気を乗り切るグッズをプレゼントします。
詳しくはこちら
サウンドと操作性を両立させるという、ミュージシャンの夢を実現!
AIZEN サックスはこちら
夢のヴィンテージ。アメセル スーパーバランスアクション5万4千番台 オリジナルラッカーはこちら

関連記事

  1. サックス お手入れ

    サックスに定期調整が必要な理由

      短いシャフトはほとんど問題ありませんが、長めのシャフトには必ず…

  2. サックス 本体

    廉価版サックスの安さの理由

    アルトサックス本体セットをネット通販で検索すると、2万6千円台から4万…

  3. サックス 本体

    図の無い「不親切サックス各部名称解説」

    普通図示して名前を示すのが一番親切な「各部名称説明」だとおもいますが…

  4. サックス 本体

    サックス都市伝説:鉛のオモリ

    サックスほど胡散臭いアクセサリー(ゴメンナサイ!)が多い管楽器は他に…

  5. サックス お手入れ

    吸水シートの薦め

    サックスの日々のお手入れの重要性はご存知の事と思います。一番念入りに…

  6. サックス 本体

    サックス選定のポイント

    サックスに限らず、管楽器は全般的にメーカーやモデルによって、それぞれ…

previous arrow
next arrow
Slider

最近の記事

アーカイブ

2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
PAGE TOP