サックス リードケース!持ってますか?
「リードケース」って本当にたくさん種類がありますね。最近ではスヌーピーの絵柄がプリントされたリードケースなんかが、吹奏楽女子の間では人気ですね。
私も実は密かに欲しいと思ってます。
昔から標準的なリードケースは、薄い箱の中にガラスが敷いてあり、そこにリードを敷いて蓋側のフェルトでやんわり押さえつけたものが多いようです。色はほとんど黒。プラスティックのものも最近は多く出回っていますが、高級品は革や木目の表面加工が施されています。
スタイリングが優雅なんですよねえ。このタイプのリードケースを手に取って、妙齢な美人サックス奏者がリードを取り替えている仕草なんて…。あ、脱線しました。
リードの保存方法は様々です。
一番基本形は「無頓着」!最近のリードは箱に入っている時点で一枚一枚リードガードに入っているので、演奏や練習が終わったら、それに入れてリードの箱に戻す方も多いですね。
でも注意していただきたい大原則は、
「リードの最大の敵はウェットとドライを繰り返すことである」
です。
今は亡き天才テナー奏者、故マイケル・ブレッカーの言葉です。ま、これはリコ社のリードバイタライザーのカタログでの言葉ではありますが。しかしこのことは、商品の宣伝目的というだけではなく、シングルリード楽器奏者の間では既に常識となっています。一旦湿らせたリードは、決して乾かさない。それを繰り返すとリードの先端はうねうねと波を打ち、寿命も早く尽きてしまいます。
リードケースに話を戻しましょう。
冒頭で述べた昔ながらのガラス板内蔵型、またスリットにリードを立てて入れることで、大きさに対して収納枚数を稼ぐ、といったタイプのケースもあります。また箱型のケースではなく、リードを挿しておく「リードガード」という保護アクセサリーもあります。
リコ社が数年前に発売したリードバイタライザーという、湿度のコントロールが出来る「保湿パック」を中に収納し、リードケース内の湿度を最適に保つことができる、バイタライザー・リードケースというものもあります。
保湿パックには3種類あり、53%:長期保存、73%:通常最適保存、84%:即プレイ可能、だそうです。密閉ケースはアルト用とバリトンからソプラノまで入れられる多目的用があります。保湿剤は単独で購入できるので、先述のリードガードに入れたリードを、キッチン用のジップロック(密閉プラスチック袋)に「保湿剤」と一緒に入れてリードの乾燥を防いでいるかたもいらっしゃるようです。
ヴァンドレン社から出ている「ハイグロケース」は、最先端技術を使ったデジタル・リードケースで、ケース内の湿度を電子的にコントロールし、リードが完璧な状態で演奏できるようなっているそうです。電池が入ったリードケースです。凄いですよね。
リコ リードバイタライザー 58%
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