リードの当たり外れは、サックス吹きの一番の悩みの種です。
そしてお気に入りのリードを探し当て、気持ち良く使っていても、それにはいずれ寿命が…。自然の植物が素材ですから仕方の無いことですが、樹脂製の人工リードも例外ではありません。
その時期が来るまでがちょっと長いだけで、人工リードにも寿命があります。天然リードも人工リードも、難しいのはその寿命の時期の見極め方です。割れたり欠けたりすれば分かり易いのですが、リードは使っていくうちに徐々に弱ってきます。今日はその見極め方を考えて見ましょう。
天然リードも人工リードも繊維の集合であることに変わりはありません。繊維のしなりが元に戻ろうとする力、バネのような特性でリードは振動し、サックスの音の源泉となります。金属のバネ類が「鈍(なま)って来る」のと同じように、振動を繰り返すリードの繊維も鈍って来ます。
元の形に戻ろうとする力が弱まり、音の振動を作るのに耐えられなくなってきます。これがリードの「寿命」、腰がなくなった状態です。指で軽く押してみて、戻ってくる力が弱くなってきたと感じたら寿命です。特に先端からリードの弾力は弱まってきますので、注意深く先端部を押してみてください。先端を少し押して、リードの全体がしなる様な感じならまだOKです。先端だけが妙に「くねっ!」となったらNGです。これらの「リードの腰のテスト」は、もちろん音の出方がおかしくなってきてからのダメ押しの確認です。
リードの寿命を考えるときに困るのが、「死ぬ前の激鳴り」です。徐々に柔らかくなってくるリードは最初の「腰のありすぎる」状態から、だんだん柔らかさとしなやかさを増し、振動し易くなってきます。それが行き過ぎると、使えない「もやもや」した音になるのですが、ある程度の柔らかさは、鳴りの良さに結びつきます。
死ぬ寸前のリードは多くの場合、良く鳴ります。それを知らずにステージでブローしていると、突然音がおかしくなり、ひどい場合には高音域、低音域が全然出なくなってしまいます。ご注意ください。
天然リードなら色の変化も目安になります。最初の不透明な繊維質が、だんだん透明度を帯びてきます。これも寿命の信号です。また本当に気休めですが、寿命が来たリードの先端を指で折ると、パキンと折れずに「ぐにゃっ」と曲がります。「ぐにゃっ」となったら、やはり寿命だったんだ、と潔く諦めてください。もし、「パキン」と来たら、「まだ使えるリードを死なせてしまった」と反省してください。
吹いてみるととても素直な反応をし、自分の表現を的確に反映してくれました。
特にPP が非常に楽に出せ、表現の幅が広がったように思います。
(AIZEN SO アルトサックスマウスピースご購入 末光明信様 のお声)
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