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サックス偉人伝:チャーリー・パーカー

*1920年、アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティ生まれの「モダン・ジャズの父」、チャーリー・パーカー。「バード」の愛称で呼ばれ、天才的なひらめきを伴ったそのアドリブは、ジャズの歴史の中で伝説となっている。…と皆さんご存知の超天才ジャズアルトサックス奏者です。正統派のチャーリー・パーカー紹介は他の資料に任せ、少し横道の情報を紹介しましょう。
 今でこそ、「アドリブソロはその場での即興演奏」が当たり前のようになっていますが、パーカーが活躍した1940年代初頭、多くのプレーヤーは「準備したアドリブ」を演奏するのが常識だったようです。「そんなの即興じゃないじゃん!」と非難されそうですが、曲のメロディやコード進行に沿った完成されたフレーズの貯金を組み合わせ、聴衆に受け入れられるソロを演奏するという事は、それ自身まさに「ジャズ」でした。そこに出て来たのがとんでもない天才、パーカーでありディジー・ガレスピーです。ダンス音楽でしかなかったスイング・ジャズに飽き、新しい何かを探していたプレーヤー達のライブハウス閉店後のセッションから、新しいジャズ「ビバップ」が生まれ、ジャズはダンス音楽から「芸術」と評価されるようになりました。ビバップの創世記、パーカーやガレスピーらは曲のコード進行を極限まで拡張させ、使える音の範囲を広げました。原曲のコード進行を、さまざまな代理和音を用いたり、頻繁な内部転調やテンションノートを使用したりと、その曲の持つ可能性を無限に広げたのです。しかも「雰囲気で」。そうなんです、パーカーは代理和音やテンション、内部転調などという現代ジャズの「語法」をさほど意識せずに、天才的なひらめきでアドリブソロに昇華したと言われています。後年多くのプレーヤーがおこなった、「パーカーのアドリブ分析」は、きっとパーカー自身に見せたら、「へえ、そうなんだ?」という具合なのでしょう。だからこそ、泥酔して居眠りしていたパーカーが突然目を覚まし、圧倒的な迫力と完成度のソロを演奏する、といったことが可能だったのでしょう。

 パーカーは楽器を選ばなかったことでも有名です。というか、麻薬と酒、+αに明け暮れたパーカーは、自分の楽器を売って現金を作ることに躊躇しませんでした。ですので、誰かからの借り物の楽器をステージで演奏するのは当たり前でした。パーカーが演奏したことで有名なグラフトン社製の白いアクリルサックスも、購入したサックスかどうかは不明らしいですが、1994年にパーカーの遺族によってオークションに出品され、1,600万円ほどで落札されたそうです。多くのサックスメーカーが、パーカーに使って欲しくて楽器を提供したとの記録もあり、管体にパーカーの名前彫刻が入ったKing Super20も写真が残っていますが、パーカーがお金を出して買ったとは考え難いと思います。パーカーのマウスピースはBrilhartの白トナリンが有名ですが、黒エボリンやオットーリンクのメタルも使っています。でも、何を使ってもパーカーの音になっています。「弘法筆を選ばず」なんですかね。
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