皆さんがこのブログを見ているのは、パソコンかスマートフォン、または携帯ですかね。それらの機械には必ずキーボードが着いてますね。ソフトキーの場合もありますが、「キー」とは指の動きを何かの目的に変換するものを指します。
ピアノの鍵盤もキーボード、キーのまとまったものですね。あ、ズボンのポケットのキーホルダーに着いているのも「キー」ですね。ま、鍵ですね。グループのリーダー格となる重要な人物をキーマンとも言いますね。じゃ、サックスを学ぶときの「キー」って何なんでしょう。
サックス吹きは、「キー」というと二つの使い方がある場合が普通です。ひとつは「調性」のキー、楽曲や楽器の調性のキーですね。サックスの場合、アルトサックスとバリトンサックスはキーがE♭の移調楽器です。
テナーとソプラノはB♭です。E♭はエス、B♭はベーとドイツ読みで発音しますので、前者をエス管、後者をベー管と呼びます。ただ何故か曲のキーやコード名を言うときはドイツ語よりも英語を使います。「この曲、何のキーでやるの?」という質問には、ビー・フラットなどと答えます。「べー」とは言いません。
またジャズやポピュラーの分野ではあまりこれを、「変ロ長調」とは言いませんね。ちなみにジャズの世界では昔から数字を音名で話します。例えば、「一万五千円」は「ツェー万ゲー千」という人が多いですね。6千300円はアー千イー百。何故かエー百ではありません。
もう一方の「キー」はサックスの指で操作する部分である「キー」ですね。結構、間違って覚えているサックス吹きの方が多いのですが、指で触るところがキーです。
丸かったり、平たかったり、貝が付いていたり、ローラーが付いたりしていますが、指で、または手の各部分で触り、操作する部品がキーです。トーンホールの穴を塞ぐものは「パッド」が中に入った「カップ」で、キーの操作によってあがったり下がったりしてトーンホールを開閉しています。
例えば低いCの運指で右手小指が触るところは「ローCキー」で通じますが、その結果塞がるカップは正しくは「ローCカップ(ん?)」ですが、こいつも「ローCキー」と呼んでしまう場合がままあります。実は楽器の部品名称は物凄い漢字表記があったり、英語があったり、ドイツ語があったりと、かなりまちまちです。ま、結果お互いが分かれば良いだけです。
自分の音と向き合いながら育てていけるいった感じでしょうか。
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