普通図示して名前を示すのが一番親切な「各部名称説明」だとおもいますが、意外と忘れてしまうものですよね。
今回はあえて「言葉」でサックスの各部名称を説明します。リペアマンや楽器屋さんのスタッフと話すとき、またサックス吹き同士での会話、またネットなどでの各種サックス関係の記載を読むときなどで重要と思われる部分の名称を、覚えやすい解説を加えて説明します。
まずは管体そのものから。サックス管体は口から遠いほうから数えると覚えてください。先っぽの音の出る朝顔は「ベル」、次が「1番管」。その形から「U字管」とも呼びます。手でしっかりと握る主管は「2番管」です。そこから口に伸びるのがネックです。
ベル、U字管、2番管を連結しているのが「胴輪」と言いますが、普通は「連結リング」で通ります。2番管のネックの差し込まれる部分をネックレシーバーで、そこにあるネックを締め付けるネジがネック・スクリューです。ネックから伸びていて、2番管に挿入される部分は「シャンク」などと呼びますが、英語では「テノン」と言います。ベルと2番管をしっかり接続している金具は「座柱」、「支柱」、または「ブレース」などと呼びます。
こんどは口元から攻めて行きましょう。口に入れるのが「マウスピース」、日本語で「唄口」です。その先端を「ティップ」、竹のようなものでできている薄い木片が「リード」です。リードをマウスピースに固定する金具が「リガチャー」。リガチャーには色々なタイプがあります。
ネックにマウスピースを取り付ける部分に巻かれたコルクが、「ネックコルク」。コルクの弾力でマウスピースとネックの隙間を無くします。ネックの上で長くて時々バタバタするのが「オクターブキー」です。このキーを動かすための左手親指で押す部分も通称「オクターブキー」と言います。サックスの各部名称で混同しがちなのがこの、「動かすためのキーと動かされるキーがある」ことです。
誤解を防ぐために、指で直接触れるほうは「レバー」を付ける場合が多いです。ですから親指で押す奴は「オクターブキー・レバー」です。その左手親指を休めるところが、文字通り「サムレスト」。右手親指を引っ掛けて、サックスを支えるところが「サムフック」です。ストラップを引っ掛けるリング状の金具は「ストラップリング」と呼びます。
さてややこしいのが指で直接押さえるキーの名前です。そこを押すことによって出る音で名前を言う人が多いのですが、サックスは色々な替え指があるため誤解の原因になります。なので構造上分かれている3種のキーパターン、「フロントキー」(指の先で押す前にあるキー)、「サイドキー」(両手人差し指の横で押すキー)、「パームキー」(両手のひらで押すキー)で分類し、それに解説をつけるのが一番良いと考えています。例えば、「Dのパームキー」といえば左手の平で押さえる高いレを出すときのキーと分かります。これで誤解は避けられます。
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