思い出してください、ど新品のサックスを楽器店から買ってきて、家でケースのふたを開けた瞬間を…。
思い出してください、憧れのヴィンテージサックスをお金を貯めてやっと購入し、練習室で最初に楽器を加えた瞬間を…。
「臭かった」ですよねぇ(爆笑。そう、管楽器、特にサックスには何故か「匂い」、いや「臭さ」が付き物です。
今日はサックス臭の対処法をば。
一番多くのサックス吹きを悩ませるのが、「ケースの臭い」だと思います。特に新しい楽器のケース内部は、とんでもない悪臭を発していることが少なくありません。
これはケースの内装を接着した際に使った、接着剤、また塗料、もしくはクロス材に浸み込んだ溶剤の臭いです。揮発系の有機溶剤の臭いですので、風通しの良い場所に、ケースの蓋を開けて放置しておけば、そのうち揮発・乾燥して臭わなくなります。
臭いに目をつぶって楽器を収納しておくと、その溶剤成分がサックスの接着剤をも溶かしてしまう最悪の事態も考えられますので注意してください。
「とにかく、速く臭いを取りたい!」という気の短いサックス奏者の場合は、サックスケースの蓋を半開きにし、そこに布団乾燥機の熱風を送り込んでください。数時間でカラカラの無臭になります。
ただしケース内部が高温になり過ぎると、ケース内部ばかりか、ケース本体にゆがみが生じる場合もありますので、ま、ほどほどにしてください。
もちろんなので強調しませんでしたが、サックスケース内部を乾燥させるときは、中のサックスはどこか他の場所で安全に保管してください。サックスを必要以上に乾燥させるのは良くありません。
始末が悪いのが、ヴィンテージサックスやそれに付属してきたケースの「カビ臭さ」です。長期にわたる使用や保存で、サックス内部やケースにカビが生えて臭ってしまう場合があります。
手入れの悪かったヴィンテージサックスで稀にあるのが、サックス内部の掃除せずにたまった埃やゴミが、「腐って悪臭を放って」いることもあります。
アンモニア系の臭いは、最後の手段は分解クリーニングです。リペアマンに頼めば、内部掃除をしてくれます。
自分で出来る対処としては、クリーニング・スワブに消毒用アルコールを浸み込ませて、何度も何度もサックス管体内部を掃除する、という手もあります。この方法をおこなう場合は、Low C♯やE♭、またパームキー等の「通常時閉まっているパッド」は、コルクを挟む等で「開いた」状態にしておいてください。パッドにアルコールが付着することで、パッドに悪影響を与える場合が無いとは言えないからです。
サックスやケースの臭いとの戦いに、芳香剤や臭い付きの消毒製品を使うのは厳禁です。違う悪臭との戦いが再度始まることに成ります。要注意です。
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