多くのサックス奏者は、プロ、アマを問わず練習場所に苦労していると思います。
郊外の隣家と離れた一軒家ならともかく、「自宅で練習する」には音が大きすぎるのがサックスです。
トランペットやトロンボーンの様な「サイレントミュート(弱音器)」が出来ない構造のサックスで、人に迷惑をかけないように練習するにはどんな「手」があるかを考えましょう。
サックスのベルにタオル等を詰めれば、音は少し小さくなります。しかしこの手は低音部のドから下が出なくなってしまいます。全体の音程もバラバラになってしまいますね。それにサックスはトーンホールからも音が出るので、全体の音量が「ほぼ無くなる」のは無理です。
ならばサックス全体を箱に入れてしまおう、という発想が各社から出ている「サックス弱音ケース」です。サックス型の袋(ソフトケース)や箱(ハードケース)にサックスを入れ、ネックだけを外に出し、逆に両手をケースの中に入れて操作します。見た目は相当「???」ですが、弱音性はかなり高いようです。
でもマウスピースから出てくる音はちょっと気になるレベルです。最近ではネックとベルに音の振動を抑える「詰め物」をして、サックスの音量を押さえるという弱音器が開発されています。かなり効果はあります。
どうしても「家から出るのが面倒臭い」という方への最後の必殺技は、「押し入れの中で練習」、でしょうか。
トイレやフロ場は音が漏れてしまいますが、押し入れの中での布団と一緒のサックスの練習は、意外と外に音が漏れません。押し入れの「密閉性」と布団の「吸音性」が功を奏しているようです。
外へ行けば選択肢はもっと増えます。
楽器練習がOKなカラオケボックスは多くのサックス奏者が、手軽な「練習スタジオ」として利用しているようです。カラオケのマイクジャックにオーディオプレーヤーを接続し、カラオケの機械からマイナスワンの音源を流しながらの練習だってできてしまいます。
喉が乾いたらドリンクを飲みながら、お腹が減ったら食事をしながら練習できるのも、カラオケボックスの良い点です。
自動車を持っている方は、自動車を「移動練習ブース」にする方法も有ります。人気(ひとけ)のない駐車場で、車の中で思いっきりブロー練習が出来ます。
ワンボックスカーならかなりゆったりと練習が出来ますが、普通乗用車でも後部座席なら、まあなんとか演奏できます。
カーステレオからマイナスワンを流すという手もありますが、ガソリンをセーブするためにエンジンを切ってしまうと、夏の暑さと冬の寒さと戦わなければなりません。
うーん、長時間の練習は無理でしょうか?
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