皆さんがお持ちのサックスは、どうやって購入されましたか?
購入の際の「選ぶ理由」、「決断の方法」には色々なものがあると思いますが、いくつかの楽器を試奏出来るお店でサックスを買う場合、サックスの先生や信頼のおける先輩方に「選定」を依頼する場合が少なくありません。場合によっては有料で楽器選定を引き受けている先生もいらっしゃいます。
ま、それだけ「楽器の選定」は大変な作業です。
今日は「楽器の選定」が何故大変なのか、また、もし自分だけで楽器の選定する場合は、なんて話をしてみます。
選定の難しさは、「楽器の個性とポテンシャルを、購入前の短い時間で判断しなくてはならない」というところです。
また判断基準の大きな要因となる「その楽器の奏者」は、多くの場合自分以外の人な訳です。購入する人の演奏技術、希望するサウンド、上達の過程、嗜好、潜在している要望等、考え出したらきりのない要素です。個人向けの楽器選定作業は、購入する人の個性も考えていることを忘れないでください。
これに対し、楽器店の在庫楽器の選定は、純粋に同種モデルの個体の中から、「優秀な個体を選別する作業」です。個別の奏者への配慮はなされていませんので、選定品が必ずしも自分に合う訳ではないと考えたほうが良いと思います。
もちろん一流のプレーヤーの方々は、奏者の体力の多様性や、好みの多様性をも配慮して「選定証明書」を発行しますので、「購入の失敗が少ない」ことは保証されていると思います。
楽器を買おうと思っているが、誰も楽器選定で頼れる人がいない場合はどうするか。
メーカーや機種、モデルは色々自分で調べて決めるにしても、目の前に5台ある同じモデルがある場合、さあ、どうやって選びましょう?
つまらない答えですが、まずは楽器店の店員さんに尋ねるのが定石です。
「アメリカンセルマーのマークVIのテナーを買いたいのですが。」と頼んだら、試奏室に20台の在庫が並べられたときがあります。このような場合に一台一台、時間をかけて吟味していたら、軽く二・三日は必要です。こういう場合は形状の歪み等基本条件でブロック分けしていき、慎重に時間をかける5本ぐらいにまで、さっさと絞り込むのが得策です。
さて、目の前の5本からの選び方です。
吹くのは最後です。
まず、傷、管体の歪み、塗装の不良、部品の溶接状態等の外観要素。キーのバネの具合や操作のバランス、重さ、キーレイアウトの手へのなじみ具合等の操作系をチェックし、紙にその評価(得点)をメモします。ケースや付属品の状態のチェックも忘れずに。
最後に吹奏感のチェックです。
チューナーを使って音程の正確さ、ピアニッシモ・フォルテッシモのダイナミクスの付け易さ、息の抵抗感、サウンド等、「自分の吹く楽器」として採点します。
で、メモをもとに総合的に最後の一本を決定します。傷とかの「目をつぶれる要素」は、値引き交渉のネタに使える場合もあります。
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