クラッシックとブラスバンドとジャズのアルトとソプラノ。ジャズのテナーとフュージョンのアルト。さてこの違いは何でしょうか?
良く考えれば簡単に分かります。前者がラバーマウスピースのメインフィールド、そして後者はメタルマウスピースのそれです。
サックスのマウスピースの材質は大きく分けてラバーかメタルです。
正確に言うと、エボナイト、レジン系樹脂、アクリル系樹脂、ベルメタル、ステンレススチール、スターリングシルバー、竹製、木製等、色々な材質がありますが、どっかに線を引くとしたら、「ラバーかメタルか」でしょう。
サックスマウスピースの二つの王道のこれらですが、どうもこれらについての勘違いが多いようなので、今日はその辺に突っ込みを入れてみる事にします。
まずはマウスピースのメタルとラバーの違いに対する、一般的な誤解についてお話ししましょう。
スプーンのようなものでメタルマウスピースをそっと叩くと、「チーン」または「キンキン」というような文字通り「金属的な音」がでます。それに対し、ラバー系マウスピースの打音は、「コンコン」とか「コツコツ」という、柔らかい音が出ます。ま、素材がそれぞれああいうものですから、この音の違いは納得のいく差でしょう。
しかし、この音をもとにマウスピースのサウンドを考えている人が少なくありません。これは明らかな誤解です。
マウスピースの設計をあえて無視して考えると、ラバー系マウスピースは、輪郭がはっきりしており、エッジの効いたシャープな音が基本的なサウンドです。
これに対し、メタルマウスピースはエッジが丸い、どちらかと言えば「もそもそ」したサウンドの特性を持っています。この差は、ラバーとメタルの素材の特性によるもので、振動の特性、比重(同体積の重さ)等を考えるとこうなります。
誤解の元は、ラバー系、メタル系のサックスマウスピースの設計の「一般常識」が関係しています。
メタルマウスピースの多くはハイバッフルの「派手なサウンド」の設計がなされており、逆にラバー系はローバッフル&ラージチェンバーの「まろやかな音」の設計がほとんどです。
これは素材の特性を生かすための設計で、例えばラバー素材でハイバッフル、スモールチェンバーの設計がなされたマウスピースは、かなりの暴れ者サウンドで、相当「アクの強い」サウンドになっています。それぞれ素材の長所を生かし、短所を補う設計がなされたマウスピースが市場の90%を占めていると言えます。
サックスマウスピースは、その設計と素材によってサウンドが決まります。シャープな音が欲しければ、まずラバー系、太くまろやかな音が欲しければ、メタル系から検討を始めることをお勧めします。
が、上記の様に、結果は逆になる可能性は大きいと思います。
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