かなり多くの、いやほとんどのサックス初心者の方に聞かれる質問のひとつが、「サックスで良い音を出すために、どういう練習をしたらよいですか?」というものです。
多くの場合、「やはり練習ですね。自分の音を聞きながら、正しい奏法でサックスを吹く練習を積み重ねてください。そうすれば、良い音になってきます。」、なんて返事をします。
でも、今回本音をカミングアウトします。
そんな練習で良い音は出ません。というか、サックスに良い音なんて無いと思います。あるとしたら、良い音楽のための最適の音、だと思います。
考えてみてください、現代のギターは七色どころか、千色の音を出せます。素朴な美しい旋律を奏でる澄んだ音から、ヘビメタロックの歪がギンギンに掛かった音まで、みんなギターの音には変わりありません。
しかし、色々な種類のギター、エフェクター、奏法を使って、「出したい音」に近づけて演奏しているのです。
そうです。
楽器が奏でる音は、最終的に音楽を作り出しためのモノですから、「作り出したい音楽に最適の音」、がその楽器の「良い音」なのではないでしょうか。
話を戻せば、「良い音」といった漠然とイメージでは何が良い音なのかは分かりません。目的がはっきりしなければ、練習を積んでも「たどり着く場所」が分かりません。
良い音のためには、良い音のイメージが必要です。
冒頭の質問に対して私の正直な答えは、「好きな音楽、好きなサックス奏者の音楽を聴きまくること。そして、それに近づくための自分のサックスの音のイメージを作り、それを目指して練習すること」、です。
多くのアマチュアの練習の条件を考えたら、楽器を吹くより音楽を聴くほうに重点を置いたほうが良いと思います。
「サックスを吹くこと」に重きを置きすぎている初心者の方々には、「どんなサックス奏者が好きですか?」と聞いても、「あまり音楽は聞きません」と答える方が少なくありません。
サックスは音楽をするための道具です。吹いてなんぼ、音楽を奏でてなんぼ、です。
サックスを上手くなるには、音楽を好きになることが必須だと思います。
もっと言うなら、サックスを好きになるなら、それ以上に音楽を好きになってください。そうでなければサックスが可哀そうです。
「良い音」のためのヒントや原石は、すべて皆さん、サックスプレーヤーの心の中にあります。
あなたのサックスの音が良いか悪いかのモノサシは、あなたの心の中にあります。
聴衆?聴衆が聴くのは結果だけです。プレーヤーが気にするのは目標です。絶対的な「良い音」の基準は存在しないと思います。
まあ、楽しきゃ、何でも良いんですけどね。
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