サックスのケースは本当に多種多様ですね。昔は管楽器のケースといえば、ベニヤ構造にクロス貼りの「箱もの」ケースしかありませんでしたが、合成樹脂や化学繊維のお蔭で選り取り見取りです。
特に楽器の大きさに極限まで近づけた「パックケース」や、発泡素材を工夫した「超軽量ケース」はサックスケースの中でも人気の中心です。
今日はサックスケースの「ちょっと良い話(?)」をば。
サックスケースの流行の中で、「取り残され感」が否めないのがソフトケースです。
「え?もっと丈夫で軽いケースがあるんだから、ソフトケースじゃ心配ジャン!」とおっしゃる方が少なくありません。
合成繊維や合成皮革、また本革で出来た、いわゆる「袋物」のソフトケースは、「楽器の保護性能が低いのでは」、と敬遠されがちですが、結構丈夫で使い勝手が良いものもあるのです。
ケースの楽器保護性能は、外部の素材と内部の「アンコ」で決まります。アンコとはケース内側で楽器を包み込むクッションのことです。
例えば本革製ソフトケースの伝統的な定番、「ラニオンブルース」のソフトケースはケース外装として程よい硬さ&厚さの本革を、サックスの弱い部分を上手く考慮した縫製(縫い合わせ)をすることで、中身のサックスを上手に保護しています。また内部のクッションも、無駄無く、抜け無く、上手く考えられており、「かなり丈夫なケース」と考えられます。
電車で動き回るニューヨークのジャズサックス奏者は、この「ラニオンブルース」か、その類似品が多いようです。
革ソフトケースは使うほどに貫禄を増していきますので、日本でもバッグ職人さんに頼んで、オリジナル本革ソフトケースを作る方も多いようです。
英語で「コントアドケース」と呼ばれる、人気のパックケースは、その強度はメーカーによってまちまち、また衝撃の種類によってもまちまち、さらにサックスとケースの相性によってもまちまちです。まずどんなに丈夫なケースでもサックスが内部でカタカタしていたら、せっかくの防護機能も半減です。大きな範囲のショックはケース全体で耐え、狭い範囲の「当たり」は力を分散させるか、ケースの変形で逃がすのが、「良いケースの設計」ですが、中身のサックスが上手く収まっていなければ効果は半減、いやほぼ無効になる場合もあります。ケースを揺らして、中のサックスがカタカタ揺れる場合は全体に詰め物をしてください。また、ケース外装と内部クッションの関係を全部チェックし、そのケースの「強い部分と弱い部分」を把握しておくのは重要です。多くのケースは「U字管」のガードはOKですが、ベルの縁周り、また管体の中心への力に弱いケースが少なくありません。あなたのケースは大丈夫かどうか是非チェックしてください。そして「苦手なショック」を与えないよう注意してください。
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