メタルマウスピースの先端近く、前歯の当たる位置には、多くの場合プラスチック状の樹脂の板が埋め込まれています。金属の振動が前歯に直接伝わる「嫌な感じ」を防ぐためのもので、「バイトプレート」とか「トゥースガード」とか呼ばれています。
今日はマニア視点で、このバイトプレートをじっくりと観察してみることにしましょう。
バイトプレートの材質は各社各様です。オットーリンクのメタルマウスピースのバイトプレートはハードラバー、エボナイトです。ハードラバー・マウスピースと同じ材質ですので、歯への違和感は少ないようです。
片やデーブガーデラのバイトプレートは、やや柔らかめの透明シリコン樹脂系で、金属マウスピースの振動をかなり吸収してくれます。
メタルマウスピースのバイトプレートの材質には、この他にはエポキシ樹脂系、プラスチック系と各種あり、このバイトプレートの硬さは実はマウスピースのサウンドに大きく影響を与えます。
例えば、マウスピース加工の「マニア」で、バイトプレートをオリジナルから交換する人は珍しくありません。
ハードラバーのバイトプレートをエポキシ樹脂に変更すると、振動の特性が変わり「より鳴る」効果が得られる場合があります。逆に、「あばれる」マウスピースのバイトプレートを硬度の低いものに変える事で、サウンドが落ち着く場合があります。
あるマウスピース職人は、硬い木材である黒檀やローズウッドでバイトプレートを作っています。お勧めはしませんが、興味のある方はトライしてみてください。
バイトプレートの話しのついでに、マウスピースパッチについてもお話ししましょう。
マウスピースパッチは、前歯でマウスピースの表面を傷つけないように、またバイトプレートのようにマウスピースの振動が前歯に伝わるのをやわらげるためのシールです。
「歯が自由に滑るのが好き」、「厚めでふわふわが好き」、「ツルツル超薄めが好き」等、色々な好みがありますが、サウンドに対する影響を考えたことはあるでしょうか?
厚手のマウスピースパッチは確実にマウスピースの振動に影響を与えます。また厚みだけでなく、その材質の伸縮性もサウンドに影響します。特に、ハードラバーのマウスピースにマウスピースパッチを貼る場合は、サウンドの変化に留意してください。パッチの種類によっては、びっくりするほどサウンドが変わる場合も少なくありません。
たかがマウスピースパッチ、されどマウスピースパッチです。
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