今まで色々な「珍サックス」を紹介してきましたが、さすが管楽器界の「歌舞伎もの」、サックスの進化は留まることを知りません。ビンテージの珍サックスから超新作の珍サックスまで、今日は新ネタの「えっ~?」なサックスを紹介しましょう。
古い奴ではマーチンの「タイプライター」でしょうか。何が目的なのは不明なのですが、キーが妙に「タイプライター」っぽいのです。フィンガーボタンが平たくて、すべてのキーの大きさがほとんど同じ、そしてテーブルキーやパームキーにまでフィンガーボタンが付いています。芸術的目的が主なのでしょうか。「MARTIN Typewriter」で検索すれば、その見事なルックスの写真が見られます。コーンの「コンステレーション」というモデルはベル、U字管、主管の下半分、とサックスの左側のほとんどを包み込む、透明のアクリル製のカバーが付いています。当時のB、B♭キーはサックスの左側に付いているのが普通だったので、これを守るためではあるのですが、「ここまでカバーする必要あるの?」って感じです。
新しいほうの「珍サックス」はもうラッシュ状態です。超話題となりいまだに品薄状態が続いているオール樹脂製アルトサックス。管体やカップ、シャフトのほとんどにポリカーボネートが使用され、パッドにはシリコンゴムが使われています。指の力で押してトーンホールに変形自在のパッドを押し付ける、という斬新な超軽量で「調整不要」なサックスです。メーカーのタイ本社では、すでにソプラノとテナー試作品がテストされているようです。
プラスチック続きでは、樹脂製ネックも「新しいサックス」でしょう。射出成型が出来る合成樹脂は、堅さや形状の自由度があるため、サウンドに対して各種の挑戦的な試みが可能なようです。既に複数のメーカーから樹脂製ネックが発表されています。サックスの本体技術も日進月歩です。G♯キーの不良動作を防ぐ、「コンバルションG♯キー」や、フラジオではなくハイGが出せる「Gキー」が搭載されたサックスが数多く出回っています。細かい技術進歩もサックスのお家芸ですね。
面白系、と言っては叱られるかもしれませんが、ジャズテナーサックス界の重鎮、竹内直氏はクラリネットにテナーサックスのマウスピースを接続した楽器を、「クラリネッガー」と呼んでステージで使用しています。電子系サックスではAKAIのサックスシンセのワイヤレスモデルが登場しました。どうしてもコードから離れられなかったサックスシンセが、「自由度」を獲得した、というところでしょうか。
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