サックスを長く吹いていると、よくサックス仲間に聞かれるのが、「ここがおかしいんだけど、修理はいくらくらいかかるかな?」という質問です。これは、まじ、困ります。たった一個のトーンホールの息漏れでも、「だいたいxx円くらいじゃない?」、という返事は到底出来ないのです。
「そんなにサックスの修理って、値段差があるの?」、「じゃ、安いリペア工房教えてよ。」、とかなってしまうのですが、それも困ってしまいます。その困惑の意味を説明します。
さきほどの、「たった一個のトーンホールの息漏れ」の件を解説します。奏者、もしくは所有者の見解がたとえそうだとしても、リペアマンが「プロの目」でチェックした時、必ずしも、その故障だけでない場合が多いのです。プレーヤーの多くは楽器の不具合の「結果」から楽器を見ています。しかしリペアマンは、「原因」から詳細に分析します。一個のトーンホールの息漏れでも、実は複数のキーのバランスの調整が狂っていることが原因だったり、管体のねじれやシャフトの曲がりが原因の場合も少なくありません。一個のカップのパッドの調整だけなら数千円で修理できると思いますが、複数のキーの連動の調整や、トーンホールのファイリング(トーンホールの円形の部分のパッドに対する平行を出すために平たく削ること)なんかしたら、数万円かかっても不思議はありません。ですので、「その修理だったらxx円くらいかな」、と簡単には言えないのです。
リペアマンの工房に持ち込んだ場合も、彼らは持ち込まれた理由を聞き、その後で入念に楽器の状態をチェックしたうえで修理プランを考え、修理の見積額を提示します。そのときには、そのサックスのオーナーが十分に納得出来るだけの説明をしてくれるはずです。
サックスの一般的な「入院」のパターンに、定期的な「バランス調整」と、楽器の総点検・大掃除とも言うべき「オーバーホール」の2種類があります。
バランス調整は、サックスが正常に動作するための車検みたいなものです。演奏頻度が低いサックスだとしても、2年に一度くらいは調整してもらいましょう。このバランス調整を定期的にうけることで、大きな修理になる不具合を早期に発見することも出来ます。
オーバーホールは、素性の分からない中古の楽器を買った場合や、リペアマンに「うーん、かなりガタが来てるね。思い切ってオーバーホールしたほうが良いんじゃない?」なんてアドバイスされたときにおこないます。キーを全部解体し、パッドも全部交換。管体の内外も洗浄します。ま、サックスの「組み立て直し」です。上手いリペアマンの場合は、楽器が生まれ変わることも多いです。
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