管楽器の中で、サックスて本当に身近な存在だと思います。統計的には正しいところはわかりませんが、管楽器奏者人口の中でサックスが占める割合はかなりのモノだと思います。
それゆえに、サックスの構造の単純性も関係しているとは思いますが、サックスを愛する人たちがたくさんの変わり種サックスを製作しています。
今日はそんな「変なサックス」、「異種サックス」についてお話ししましょう。
ここ数年注目されているのが、ポリカーボネートやABS樹脂で出来ている、いわゆる「プラスチックサックス」ですね。
チャーリー・パーカーの時代の「グラフトン」はアクリルと金属で出来ており、見た目がプラスチックの割には、めちゃくちゃ重いサックスでした。
しかし現代のプラスチックサックスは、ほとんど金属を使わない、正統派の「プラスチック製」と言えるでしょう。キーもシャフトもプラスチック、針バネを使わずに小さなコイルスプリングでキーアクションをサポートしています。
特筆すべきは、トーンホールを塞ぐパッドがシリコンゴム製ということ。パッドの隙間はサックスにとって命とりですが、柔らかいシリコンゴムをパッドに使うことで、「フニャフニャしてるので、押さえれば変形してぴったりと穴を塞ぐ」という理屈で、調整不要なパッドを実現しています。
構造的には完全な「サックス」で、決して「サックス風おもちゃ」ではありません。音程良し、サウンド良し、吹奏感もまぎれも無くサックスです。
唯一の金属サックスとの違いは、全体の材料強度の弱さゆえ、大きな音が出し難い事でしょうか。息を過剰に突っ込んでブローすると、「バリバリ」と限界を超えた音になってしまいます。
EWI(Electronic Wind Instruments)やサックスシンセもサックスの変わり種です。
サックス型のコントローラーでシンセサイザーを制御し、多種多様なサウンドをサックスの運指と息使いで出すことが出来ます。AKAIのEWIシリーズは静電タッチ型のキーで、「ちょっと触れるだけで押さえたことに成る」のに対して、YAMAHAのWXシリーズはメカ式キーによって、本当のサックスのキーアクションの様にキーを「パタパタ」と動かします。
「ザフーン」に代表されるポケットサックスも変わり種サックスでしょうか。
マウスピースはサックスのもの、そこから下は「リコーダー」という、あのサックスのキーメカニズムを完全になくしてしまったサックスの仲間です。というよりも、クラリネットに近いかもしれません。
コントロールには多少の癖があるようですが、音の出し易さは抜群です。キャンプや旅行、宴会のお供にするポータブルサックスとしても、かなり本格的な音楽が出来ると思います。
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