澄み切った美しい、伸びやかな音。それがサックスのサウンドの特徴であり、長所でしょう。しかし前衛音楽の巨匠、「ジョン・ケージ」がピアノの弦にコインを挟んじゃったように、サックスも特殊な奏法や特殊なサウンドを出すことで個性を主張する数多くの奏者がいます。今日はそんなサックス奏者を紹介します。
サウンド的にはほとんど影響はありませんが、サックス等の管楽器では「循環呼吸(サーキュラー・ブリージング)」と言う呼吸法があります。口の中に溜めた息でサックスを吹きながら、瞬間的に鼻で息を吸い、また口に息を送る、と言うことを繰り返して、息継ぎをすることなく連続的に音を出す奏法です。
決して少なくない数のプレーヤーがこの循環呼吸をマスターしていますが、有名なところではソプラノサックスのケニーG、テナーの竹内直らがステージで多用します。ケニーGは「45分47秒」というロングトーンのギネス記録も持っています。もちろん循環呼吸のなせる業ですが、ま、並ではありません。
サックスの2本吹き、3本吹きもジャズ界ではかなり「有名」な変則奏法ですね。
テナー奏者がソプラノサックスを右手で持って、二本一緒に吹く技を使うプレーヤーは少なくありません。ジャズ界のマルチリードプレーヤー、ローランド・カーク(1977年逝去)は、三本のサックスをいっぺんに吹くこともしますし、また鼻でフルートを吹いたりもします。とにかく珍しいことの「専門家」で、まるでアルペンホルンのようなストレート・テナーサックスをステージで吹いたりもします。
袖からステージに出てくると、カークの体には既に10種ほどの楽器があちこちにぶら下げられています。あ、ちなみにケニーGのロングトーンのギネス記録は「45分47秒」ですが、非公式記録としてこのローランド・カークが「2時間21分」の最高記録を出しているそうです。
だんだん「変なサックス奏者」に話がずれてきましたが、ジョー・ロバーノはフランソワ・ルイ社が開発した「アウロクローム」というサックスを吹いています。「アウロクローム」はセミカーブド・ソプラノサックスを二本並べて、メカ機構を連動させたものです。ま、ソプラノ二本吹きですね。クレージーキャッツのテナーサックス奏者、安田信(1996年逝去)は水道管で作ったマウスピースを使っていたそうです。
音楽表現にルールはありません。あなたも「超個性的」なサックスプレーヤーを目指してみたらいかがでしょうか。
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