マウスピースは消耗品です。サックスで一番振動する部品であり、演奏中はかなりハードに「働いて」います。
リードは1か月や3か月など、寿命について皆さんは神経を尖らせていると思いますが、マウスピースの寿命や「年齢」には無頓着なのではないでしょうか?
マウスピースの加齢を少しでも抑えるケア、また老齢のマウスピースの延命処置などをお話ししましょう。まるで女性の美容情報みたいですね。笑)
まずはマウスピースの材質の「強度」について説明します。
思いの外、メタル・マウスピースは「柔らかく」、ハードラバー・マウスピースは「硬い」です。
樹脂系のマウスピースでは、ハードラバー、レジン樹脂、アクリルの順に硬いと考えてよいでしょう。
アクリル樹脂は材質的にかなりの強度と粘りを持っており、丈夫です。
ステンレス以外のほとんどのメタルマウスピースは手の指の爪で傷が付きます。ティップの先端、サイドレールの角の部分、テーブルのウインドウ等、「尖ってる部分」や「シャープなエッジ」には決して爪を立てないでください。「えっ?」と言うくらい、簡単に傷が付いてしまいます。
ハードラバーは硬いので爪などでは傷はつきませんが、逆に「欠ける」可能性が高いです。清掃スワブのオモリ、キャップ、ストラップフックが当たっただけで、ティップやサイドレールが簡単に「欠けて」しまいます。
こんな各種マウスピースの強度的な特性を考えた、注意深い手入れがマウスピースには必要です。
スワブを通してマウスピース内部の水分や汚れを取っているかたは、スワブがマウスピース内部に細かい傷をつけていることを忘れないでください。
過ぎた手入れは、マウスピースの内部の傷や変形を促進します。演奏直後にはマウスピースは掃除せず、あとでぬるま湯を使って指で優しく洗い、柔らかいタオルでそっと水分吸収、というようなケアが一番です。
マウスピースのケアでもう一つ考えなければならないのは、温度と紫外線です。
特にハードラバー・マウスピース等の樹脂系のマウスピースには、「高温」と「直射日光」はご法度です。
この二つの要素は樹脂の強度を劣化させ、変色もさせてしまいます。炎天下での演奏、高温になる車内での保管には注意してください。
このように環境や経年変化で性能が劣化したマウスピースは、性能的に元に戻ることはありません。
ならば50年以上経っているヴィンテージ・マウスピースが、あんなに良い音を出すのは不思議ですね。
答えは簡単です。
材質の劣化がサウンドの劣化を引き出す訳ではない、ということです。
「ヴィンテージの柔らかい音にしたい」といって、現行のハードラバー・マウスピースをお湯で煮込んだり、超音場洗浄機に入れたりする方もいらっしゃるそうです。効果は??です。
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