サックスから音を出すためには、マウスピースにリードを装着し、それを咥えて息を吹き込み、リードを振動させる作業が不可欠です。
マウスピースの咥え方が、サックス演奏の原点とも言えるでしょう。
サックスのマウスピースの咥え方(アンブシャ:embouchure、仏語。管楽器奏者の演奏時の口の形)には色々あります。
参考までにいくつかのバリエーションを紹介します。
上の前歯をマウスピースの上に接触させ、舌の歯には下唇を巻き込んで、下唇をリードと下の歯で挟んで、ある程度顎に力を入れてリードを締め付ける。これがクラッシックや吹奏楽のサックス奏者が多用している、「シンリップ(薄い唇の意)」とか「タイトリップ(きつい締め付けの唇の意)」と呼ばれる、音程の安定性やコントロール性、音色の均一性を重視したアンブシャ、マウスピースの咥え方です。
これに対し、下唇を巻き込まず、唇の力のみでリードを締め付けるのがルーズリップと呼ばれるアンブシャです。このアンブシャはリードへの圧力が少ないため、リードがより自由に振動し、倍音成分を多く含んだ音になったり、音量が大きくなったりとの特徴があり、ジャズやポップス系のサックス奏者がこのアンブシャでサックスを演奏しています。しかしマウスピースを緩く咥えているので、音程や音質のコントロールが難しいアンブシャです。
そしてもっと「緩い」のが、「ダブルリップ」と呼ばれるアンブシャで、この場合、上の歯もマウスピースに接触させません。上下の唇のみでマウスピースとリードを咥えて音を出します。太く、豪快で、倍音をたっぷり含んだサウンドが特徴で、ジャズサックス系の多くのプレーヤーが採用しているアンブシャですが、唇のみで演奏をコントロールするため、口の周りの筋肉、口輪筋への負担が少なくありません。低音域は比較的簡単に音が出ますが、ダブルリップで中高音域を出すためには相当な訓練が必要です。
アンブシャとしてはあまり解説されませんが、ストラップの長さ、下あごの加減、舌の位置等によって変化する、息・喉とマウスピースの角度も、マウスピースの咥え方として考慮したほうが良いでしょう。
マウスピースを水平に近い角度で咥えた場合と、下から鋭い角度でマウスピースを咥えた場合では、サウンドや音のコントロールの方法も大きく変わりますし、適応するマウスピースの種類やセッティングも異なります。
フュージョン・アルトサックス奏者の重鎮、デビッド・サンボーンの凄く角度のある、特殊なマウスピースの咥え方は、「サンボーン奏法」と呼ばれ、あの個性的なサウンドの原点になっているようです。
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