「どうすれば、早くサックスが上手くなりますか?」。良く訊かれる質問ですが、とんでもなく答えが難しい質問です。
時間的に「早く」ならば、一日24時間をほとんど寝ずにサックス練習につぎ込めば、かなり早く上達するでしょう。
しかしこの質問の本意はそうではありません。「早く」は「楽に」と訳すのが適切でしょう。
冒頭の質問は、「練習なんで面倒じゃん。ちゃっちゃとこなせば、すぐにマイケル・ブレッカーみたいに吹けるようになる方法教えてよ!」、という意味と解釈できます。いや、質問された多くの人たちは、そう感じると思います。質問する方は注意して同種の質問をするようにしてください。
ということで、
「楽して上手くなる方法なんて無いよ!」
と言いたいのは山々で、大人の答えをいたしましょう。
楽器の練習にはいくつかの大切なキーポイントがあります。
サックス練習に悩める方たちへの福音を授けましょう。(あー、大袈裟!)
第一のポイントは「何を目的に練習しているか」を明確にすることです。
漠然と「サックスが上手くなる」は目標としてはありえません。
音の出だしをきれいにする、音程を正確にする、アンブシャを安定させる、スケールに指を慣れさせる、等々、サックス奏者として必要な技術を細かく目標にして練習をしましょう。「あれもこれも」を目標にする練習は、確実に時間の無駄使いです。
そして第二のポイントは、「成長を把握できるようにすること」です。
2時間練習したなら、その2時間で「得た何か」を自分で把握できるようにしましょう。
例えばスケール練習をメトロノームの100から初めて、140まで早くしても吹けるようにする、と目標を立てるような、「練習前」と「練習後」の違いを自分で分かるようにしたほうが、練習の没頭感も、また達成感も格段に違います。この、「差」を意識することで、とても充実した練習になるはずです。
最後の「サックス練習のポイント」は、「楽しさ」です。
音楽には言葉の中にも「楽」が入っています。もちろんサッカーや野球等、スポーツの練習のような「厳しさ」や「苦痛」はある程度必要かもしれません。楽器演奏の技術を会得、上達するには苦しい練習も必要でしょう。
しかし、その最終的な目標が、「音楽を楽しむため」であることを忘れないようにしてください。
「レッスンに行くのが辛い」、「バンドの練習をさぼりたい」、「自分には無理なフレーズだから吹かないようにしよう」、等、こんな気持ちが出てきたら、なぜ自分がサックスを始めたかを思い出し、どうなったら自分が楽しいか、どうなることに対してなら、自分は苦労してでもなりたいのか、そんなことに思いを巡らしてください。
楽しく無くなったら、もう音楽じゃないと思います。
——————————————————————————————–
『イー楽器のお得情報』
イー楽器、 『春の生活応援』 ご好評の為、5月末まで延長決定!
⇒『3%値下げ実施中!』
7周年特別企画!
⇒抽選で『これ』プレゼントしちゃいます!
欲しいものがここにあればラッキーです!
⇒『在庫限り大特価セール開催中』
——————————————————————————————–
『今週の新着情報』
Aaron DrakeとDavid Liebman(デイブ リーブマン)研究を重ね製造したモデル
⇒『Drake ドレイク ソプラノマウスピース David Liebman(デイブ リーブマン)モデル』
木の暖かみがあり手触りも良い、高級感漂うリードケース
⇒『GALAX 木製リードケース』
野性味あるワイルドな音色をお好みの方はこちら!
⇒『TheoWanneテナー用メタルマウスピース DATTA PERFORMANCE-LINE』
残り2名様
AIZEN、新生活応援キャンペーン実施中!
詳しくはこちら
- ホーム
- サックス 演奏, サックス 練習・レッスン
- サックス練習の悩み