現代サックス奏者には、「フラジオ音域」の演奏は必須のようです。「フラジオ音域」とは、運指ではF♯までしか出ないはずのサックスで、へんちょこりんな指使いで、それ以上の高音域を出すことを指します。
最近のプロサックス奏者は高音域GやらAやらの領域で、ピーピーとメロディーを簡単に奏でてしまうので、彼らに憧れるアマチュアサックス奏者としては、少なくとも「出したい」と思わないわけにはいきません。
はっきり言って私は苦手な分野ですが、一般的に言われている「フラジオ音域の克服法」を紹介します。
まず初心者のフラジオ音域があります。替え指のE、F、F♯です。通常の運指ではパームキーを使うこれらの音ですが、左手の人差し指、中指、薬指だけでだすことができます。勢いで人差し指だけでGを出す人もいるようですが、私はこの運指ではGは出ません。
これらの音は、変わった運指ではありますが、決して難しいものではありません。ちょいと音程が下がり気味になるかもしれませんが、日常的に使うことをお勧めします。この音域は、何も特別に意識しないでも出すことが出来るでしょう。
難しいのはGから上の音域です。
面白いことに、「フラジオが難しいって思ったことが無いんだけど?」という方が少なくありません。
またサックスの先生方に聞いても、「ま、基本だよね。マスターするのが正道だと思います。」なんて言われてしまいます。
人間がサックスを吹くとき、口の中にはあらゆる音域の周波数成分が存在し、楽器と喉のコントロールで必要な音を導き出してあげれば、その音が簡単に出ます、と知人のサックスの先生はおっしゃっています。でも、私には出ません(汗。
一般的には、フラジオ音域を出すときには、その音をしっかりと頭に描き、喉を開け気味にして、裏声を出すつもりで吹くと…出る、と言われています。マウスピースそのもの、またリードとの組み合わせによるセッティングや、楽器の個体性能によってもフラジオの出易い出難いはあるようです。
ただしフラジオ音域の克服と必ず一緒に語られるのが、「オーバートーンの練習」です。いわゆる「倍音演奏」で、低い「シ」の指で、いくつかの倍音(高い音)を喉を使って出す、という練習ですが、これはサックスの音色を豊かにするために、また音程のコントロールを正確にするために必須の練習とされています。このオーバートーンが4個、5個上の音がピーピー出るようになれば、フラジオ音域の音なんか怖いモノはありません。
というわけで、フラジオ音域に「必要性」がないとしても、基礎練習としてオーバートーンの練習はやるに超したことは無いと思います。
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