サックスには、出す音の高さ、音域によって数種類のサックスがあります。
一般的なものでは、高い順にソプラノ、アルト、テナー、バリトンの四種です。
この他にも、高い音域ではソプラニーノ、ソプリロ、低いほうではバス、コントラバス、チューバックス等のあまりお目にかからないような特殊なサックスも存在します。これらは皆、サックスですので、音の出る仕組み、音階のコントロールをする仕組みは同じですが、音域によってサックスそのものの長さ、マウスピースの大きさ、リードの大きさが変わります。
この違いは「音の波長」に関係しています。高い音の波長は短く、低い音の波長は長いため、低い音域のサックスでは、低音で振動するために管体、リードの「長さ」が必要です。
ま、小難しい理屈は置いておき、有りそうで無い、出来そうで出来ない、バリトンとソプラノの持ち替えの難しさに注目してみましょう。
ソプラノのリードは長さ約6cm、幅約13mm、バリトンのリードは約9cmの18mmです。倍とまではいきませんが、大人と小学校低学年くらいの違いはあります。
これを振動させるマウスピースも大人と子供です。
バリトンのマウスピースを咥えた後で、ソプラノのマウスピースを咥えると、あまりの小ささに口に力が入りません。また音域が違うので音のコントロールの仕方も異なります。
ソプラノサックスは音程のコントロールが難しいので、アンブシャの微妙な加減ですべての音程をコントロールします。とっても繊細な作業です。
バリトンサックスでも音程のコントロールは重要ですが、音程を考える前に、音が出るだけの息と舌の使い方がとても重要です。バリトンサックスではパンチのある、打楽器のような音を出すために、独特のスラップタンギングという技術も使います。
楽器の重さも違いますね。バリトンサックスは8kg前後、ソプラノサックスは1kg程度です。
持ち替えた時の感覚は…どんなもんでしょうか?
合奏での役割もソプラノサックスとバリトンサックスとでは違います。ソプラノサックスが最高音域で美しいメロディを吹いているとき、バリトンサックスはベース音、もしくはリズム楽器のような役割を担っています。同じサックスでもかなり役割も性能も違うのが分かります。
しかしアルトサックスやテナーサックスもそれぞれ音域が異なり、違う音色や役割を持っています。同じサックスの仲間のそれぞれの個性です。
いやあ、ソプラノサックスとバリトンサックスはとても違いますね。
でも、そこで一言。
テナー奏者もアルト奏者もソプラノの持ち替えをあたりまえのようにしています。
バリトン奏者がソプラノを吹くことも不可能ではありません。逆もまた同じです。
サックスは同じ構造ゆえ、基本技術は全く同じです。楽器を替えると自分の気が付かなかった奏法の弱点が発見できる場合もあります。
今日の締めは、「バリトン奏者もソプラノを吹こうよ!(逆もね)」とさせていただきます。
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