西洋の楽器演奏をするものにとって、楽譜はとっても重要です。昔のバンドマンと呼ばれたジャズプレーヤーの中には、「ジャズに楽譜なんていらねえよ!いきふん、いきふん(雰囲気のこと)!」とおっしゃる大先輩方もいらっしゃいましたが、ま、天才でもない限り、今ではジャズプレーヤーでも多かれ少なかれ楽譜のお世話になっていることと思います。
ましてビッグバンドの方たちなら、楽譜の大切さは骨身に染みている事でしょう。
今日は楽譜…(昔のバンドマン用語では「メンフ」と呼びます。譜面の逆さ言葉です。)の話しです。
ジャズビッグバンドやブラスバンドのサックス奏者の方々は、A4サイズ以上の大型の楽譜に馴染みが深いですよね。
近代のビッグバンド曲ではA4で10ページ、なんて曲も珍しくはありません。しかしこれらの楽譜を購入すると、A4サイズの用紙ではコピーが取れない、ちょっと大きめの変なサイズの場合が少なくありません。
楽譜販売の約款がコピー禁止になっている楽譜の場合、「一般のコピー機で複写できないように変なサイズになっている」、という説を聞きますが、まんざら嘘ではない気がします。
コンボジャズの方なら、「メモリーブック」などと呼ばれる、小型の楽譜ノートを持ち、それに自分のレパートリーの1コーラスのメロディとコードを記譜している方が多いのではないでしょうか。
小型のB6サイズ前後で、ルーズリーフタイプ、五線6段程度が使い易いようです。
意外とアマチュアジャズプレーヤーは野外での演奏が多いですよね。
多くのの地方で数多くの野外ジャズイベントや音楽イベントがアマチュアバンドに解放されており、そこで演奏する機会がとっても多いです。そんなときの必需品がクリアフォルダーと洗濯バサミです。
楽譜を透明のビニール袋がノート状に閉じられているクリアフォルダーに入れ、フォルダー自体を譜面台に洗濯ばさみで固定します。これでかなりの強風下の演奏でも、楽譜が「吹っ飛ぶ」ことはありません。
最後に最近の楽譜管理の必殺技を紹介しましょう。
ブラスバンドでもビッグバンドでも、演奏者は自分の楽譜に沢山の書き込みをします。コンサートマスターの指示や自分への注意、いわゆる「真っ黒な楽譜」は少なくありません。
配布された楽譜の自分用コピーを取って書き込む場合はOKですが、大事なバンド所有の楽譜に書き込まれてしまったら、次の世代のメンバーは意味の分からない汚い楽譜で演奏しなければなりません。
そこで活躍するのが今流行の「熱で消せるボールペン」です。インクが65度以上の熱で透明になってしまう、消しゴムではなく、摩擦熱で消す、あのボールペンです。
バンドの楽譜にはこのペンで書き込みをさせるルールにすれば、楽譜にさっとアイロンを掛けるだけで、「真っ黒な楽譜」も新品に戻ります。
楽譜管理の革命ですよね。
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