先回はコンサートホールでの席の取り方をお話しましたので、今回はライブハウスでのそれをお話しましょう。
ライブハウスといっても色んな規模がありますから、その席の選び方は千差万別です。簡単に言ってしまうと、お店の方の勧めに従うのが一番の得策です。ただ「お薦めの席」と「入れたい席順」は違いますのでご注意を。
予約の順番で良い席が取れる訳では有りません。禁煙か喫煙、グループの人数、誰がお目当てか、食事をするのかしないのか、静かな席かそうではないかの希望等、予約や入店の際にしっかりと確認しておきましょう。
ピアニストがお目当てで、そのお目当ての傍とはいえ真後ろに座ってしまったら、ピアニストの顔が見えないばかりか、ピアノのフタでバンド全員が見えない、なんてことは良くある話です。
あるフルート奏者は体を左にねじって吹く癖があるため、正面に陣取ったファンは、演奏の始めから終わりまで、そのフルート奏者の左後頭部しか見えなかった、という事件もあります。
一番の良作は何度かその店のライブに足を運び、自分の「体験」で、自分の「ベスト・シート」を場合別に探し出しておくことです。
「こういうバンドのときは、ここ」、「こういう編成はここが一番音が良い」、「この席は皆でノリノリになれる」等、ですね。
日本人ジャズプレーヤー達は、不況下の今、集客と観客動員に命がかかっています。ですので、ライブ後にその内容をどう感じたか等のアンケートをとったり、メアドを知らせると、次回からライブのお知らせを欠かさずに連絡してくれたりします。
そのミュージシャン本人を通じて予約をしてもらうことも決して難しいことではありません(多くのミュージシャンが、予約は私か、お店まで。とアナウンスしてきます。)。ミュージシャン本人の目線で席を予約してもらうのも、とっても有利です。
プレーヤーが聴いて欲しいベストポジションを取ってくれますし、同じ年代のファン層を同じテーブルにしてくれたり等の気遣いまでしてくれる場合があります。そんな細かな気配りのおかげで、ライブの楽しさが倍増する場合も少なくありませんし、そんなミュージシャンのライブには当然、また行きたくなりますよね。
ライブハウスでのMC、ミュージックチャージでの一番多いトラブルを説明しておきます。かなり多くの店は、「一晩3セット(ステージ)の演奏全部を聴いてもMCは均一、うん千円。」というシステムですが、中には「完全入れ替え制」をうたっているライブハウスもあります。
その場合は1ステージ毎にMCが掛かります。また3セット一組で割引のMC価格がある場合もあります。ライブハウスは最後の演奏が終わるとレジに長蛇の列が出来ますので、このMCの金額でもめると最悪です。しっかり事前に確認しておきましょう。
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まだまだ初心者ですが、音が出やすく、なめらかに広がる音は自分で聴いていてもお気に入りです。
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