みなさんは日常の練習はどのようにしていますか?個人レッスン、グループレッスン等の先生についているかた、また独学でスタジオ練習、自宅で練習、防音のために押し入れに籠って練習なんてひともいるでしょう。ブラスバンドやビッグバンド、ジャズコンボ等の「グループ練習」がメインのかたでも、なにかしらの個人練習は必要でしょう。今日は個人練習のやり方。しかも、「個人練習で合奏練習をしよう!」、なんて無茶な話しを聞いてください。
個人練習はもちろん「一人」でやるから個人練習です。これを合奏練習にするためには、当然何らかの道具が必要です。それは小型レコーダーです。自分の演奏を録音し、自分の演奏と合奏してしまおう、という魂胆です。再生はスピーカーでもイヤホン、ヘッドフォンでも、何でも良いのですが、ある程度の音量と、またある程度の音質が重要です。なので、ある程度高音質なレコーダーであることや、PA等の音響機器に接続する必要もあるかもしれません。では、そのレコーダーを使った、お勧めの練習方法をいくつかご紹介します。
そのひとつはピアノやキーボードとの合奏です。あ、レコーダー以外に必要なものがでちゃいました。スマホやタブレットPCのキーボードアプリでも良いので、その辺はご勘弁を。まずは自分がキーボードで弾ける程度のゆっくりとしたテンポでサックスを吹き録音します。そしてその録音を再生しながら、キーボードで合奏します。あらら、音程の怪しいところがバレバレになりますね。なにせ音程の正確なキーボードとの合奏ですから…。また自分のサックス演奏の音の出だしや、音の切り方等、細かいニュアンスが確認できます。アマチュアサックス吹きであれば、ほとんどの場合ダメダメポイントの発見、発見、そして反省、になると思います。また慣れ親しんだエチュードのフレーズや、モノにしたい曲のメロディでも良いでしょう。ポイントはとにかく「ゆっくり」と演奏することです。早く吹いてしまうと、音程の怪しい部分や欠点が見つけ難くなります。もう一つのお勧めは、「代わりばんこ演奏(輪唱)」です。この場合は最初にキーボードのフレーズを録音します。メトロノームで正確なテンポを刻みながらの演奏が良いと思います。そして演奏のフレーズ後に、同じフレーズが入るだけの「間」を開けます。「ド、ミ、ソ、シ、ド、ん、ん、ん、ん、ん」のような感じです。再生して、サックスで空白の部分を同じフレーズで埋めるように演奏します。サックスの音の安定感が、悲しいほど顕著に分かるはずです。
残り30名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中
詳しくはこちら
- ホーム
- サックス 演奏, サックス 練習・レッスン
- 合奏練習の勧め