サックス 練習・レッスン

メトロノームの選定


メトロノームは何に使うものでしょう?当たり前の質問で当惑された方もいらっしゃるでしょう。そう、リズムとテンポを正確に演奏してくれるアシスタントです。「カチ、カチ、カチ、カチ」、と正確に振り子が揺れてテンポを教えてくれます(メカ式メトロノーム)。最近ではイヤホンの大きさで、耳に入ってしまう電子メトロノームも登場していますし、電子式でも液晶画面で針が動いて「ビートの間隔」を教えてくれるメトロノームもあります。さて、そんな「正確さ」が命のビート発生器がメトロノームですが、皆さんはどの程度その機能を信用していますか?「メトロノームなんだから初めから終わりまで、正確な間隔で音を出すに決まってるじゃないか!」と考えている方々がほとんどではないでしょうか?実はそれは「???」なのです。
 まずは機械式の棒が左右に揺れて、カッチンカッチンとテンポを刻むメトロノーム。機構の精度、または部品の摩耗等の条件で、「走る」ものや「もたる」ものが存在します。「走る」はだんだんテンポが速くなる現象、「もたる」はその逆で、時間の経過につれてテンポがだんだん遅くなっていきます。「そんなアホな!」という方は楽器屋さんで、いや楽器屋さんは止めましょう(汗)。友人からいくつかのメトロノームを借りて、同テンポで同時発進させて経過を観察してみてください。このとき、同じ机に乗せてはいけません。共振現象を起こして、すべてのメトロノームがシンクロ(同期)してしまい、実験にならなくなります。たぶん何らかの「メトロノームの不正確さ」が発見できるでしょう。特に速いテンポで発見できると思います。電子式はデジタル機器だから正確だろう、という考えもあまりお勧めしません。回路内部で正確なビートを作っていても、それを音に変換する部分で遅延や誤差が生じるそうです。またそれが均一でない場合も考えられると、電気回路に詳しい方が言ってました。
ま、メトロノームも生き物ですので(違うか?)、使い続けていれば正確さも怪しくなるでしょう、また怪しくても共用できる誤差であれば練習に支障はありません。ただ、新品で誤差の大きなメトロノームを買うのは嫌ですよね。そうです、メトロノームもしっかりと「選定」して購入すべきです。…と、私は思っています。
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