サックスのお手入れにはクリーニングスワブが必須です。サックスの細い管体の内側の水分を拭き取るには、ヒモ付きの布、サックス用クリーニングスワブが最適です。しかしこのスワブのお手入れは、皆さんどうしていますか?カビ臭い、ボロ雑巾のようなスワブでサックスを掃除したら、きれいになるどころか、バイ菌をサックス内部に擦りつけているようなものですよ。今日はスワブのお手入れの話です。
しょっぱなから大胆な発言で驚かせてしまいましょう。「スワブは汚れたら捨てるのが一番です!」。何故か?汚れたスワブを他の洗濯物に混ぜて洗濯機に入れようとしてみてください。奥さまかお母様に、「こんな汚いものを洗濯物に混ぜないで!」と叱られるのが落ちです。叱られるより、新しいものを買うのが賢明だと思います。それでも物を大事にしたい方のための、サックスお手入れ用スワブのお手入れ法を伝授しましょう。かなり細かいので、挑戦するかどうかは皆さんの判断にお任せします。
週に一回程度の練習量なら、スワブは半年に一回洗濯すれば十分でしょう。洗面所でぬるま湯のすすぎ洗いをすればかなりきれいになります。大事なのは、「粉せっけん厳禁!」。すすぎ残しの洗剤がサックス内部に着いてしまいます。また、「生乾き厳禁!」。生乾きは菌を育成してしまいます。そして、「陰干し推奨!」。直射日光で乾かすと、スワブが固く乾いて、細かい傷の原因になります。またヒモの内部に金属おもりが縫い込まれているスワブは、ヒモの水が早く乾くよう、タオル等での水分吸い取りをしましょう。中のオモリが錆びてきて、なぜか手がまっ茶色、なんてことになりかねません。合成皮革、マイクロファイバー・クロス等のスワブも、ぬるま湯と薄い中性洗剤程度がベストです。洗濯の際には、水分の吸い取り部分よりも、ヒモの部分のほうが洗い難く乾き難いので注意してください。また決して生乾きのスワブでサックスを掃除しないでください。水分は取れないし、サックスの中に雑菌を塗り込めるわ、で最悪です。
スワブは使い込んでいって布の腰の弾力を失うと、サックスの内部の水分を吸う機能が低下します。細く折りたたんだスワブも同様です。スワブは管体内部を「するっ」と通ってしまっては水分が吹きとれません。管体の中で「ふわっ」と膨らんでこそ掃除が出来ます。洗濯の後も「ふわっ」とした形状が大事です。
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