サックス奏者はファッションに気を使うひとが多いと感じます。ジャズやフュージョン系のミュージシャンの中でも、サックスプレーヤーは特に「おしゃれ」な感じがしませんか?多くの有名サックス奏者の写真を思い浮かべると、ストールを首に巻いたり、イキな帽子を被ったり、という写真が多い気がしませんか?もちろん純然たる「オシャレ」でこういったファッション小物を採用しているサックス奏者も少なくありませんが、サックス吹きのストールや帽子には、実はとっても「へぇ~!」な訳があるんです。
まずは帽子。サックスのほとんどの種類は前傾姿勢が基本の演奏形態です。やや下を向いたこの姿勢は、客席からは頭のてっぺんを、「どうぞ!」とさらしてる様に見えます。髪の毛の量が豊富でない場合、頭の地肌の寂しい部分が良く観察できてしまいます。スポットライトなどを当てられてしまう場合だってあります。ビッグバンドのサックスセクションであれば、場合によっては頭頂部で「ピッカピカ」にライトを反射させちゃいます。はい、ここで帽子が役に立ちます。見せたくないところを隠すことが出来る、必須のアイテムなのです。ストールの場合はいくつかの関連項目が考えられます。「汗疹(あせも)」、「肩こり」、「力分散」です。「力分散」の効果は絶大です。ストールを巻いた上からストラップを首にかけてみてください。どんな安っぽいストラップの首当てでも、ストールのおかげで首が痛くなることはありません。汗疹対策は見栄えの問題です。ストラップを長時間素肌に当てていると、どうしてもカブレたり、汗疹が出来たりします。その「赤いプチプチ」をストールは隠すことが出来ます。「肩こり」はあくまで私の友人数人のケースです。サックス吹きはその演奏姿勢ゆえに、肩こりで悩んでる方が少なくありません。肩こりの治療は湿布やらツボ磁気パッチ等があります。
貼る場所は首筋から肩にかけてが一番有効です。でもすごく「バレ易い」場所です。これを隠すにはストールなどを巻くのが効果的です。という訳のストールです。
今日の話を聞いて、帽子イコール頭髪問題、ストール・イコール・エレキバン、などと考えないでください。あくまでも「そういう使い方もあるよ!」という話です。本当におしゃれなサックス奏者を疑っては欲しくありません(力説する事じゃないですね)。今日の話が何かの役に立つ人がひとりでも居たら、話した甲斐があるというもの…なのかな?
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