サックスは管楽器の中ではフルートと双璧を成す、「デリケート」な楽器です。
週一で吹いているアマチュア・プレーヤーであれば、一年に一度は「バランス調整」という、楽器の身体検査をしたいものです。サックスは吹けば吹くほど調整が狂うと思ってください。
もちろん稼動部の馴染みが良くなる、管体の振動が良くなる等の良い面もありますが、操作を繰り返せば、パッドの位置の狂いや、バネの消耗、ネジのゆるみなどの調整が必要な不具合が発生します。そこでリペアマンに調整をお願いするわけですが、その楽器のお医者さん、リペアマンとのお付き合いの方法について少しお話しましょう。
多くのリペアマンさんがおっしゃるのが、「一番困るのは、何も喋ってくれないお客さん」だそうです。
別に世間話をして欲しいわけでは有りません。その楽器の状態、どういう点が不具合なのか、どういう風に調整して欲しいのか、またその楽器の個性は何なのか。そんな会話があって初めて、「リペアの方針」が立てられるからです。
楽器は感性的な「道具」ですので、プレーヤーによっては同じ楽器の現象を「故障」と思う人も居れば、「個性」と愛する人も居るのです。お客様の大事な相棒をお預かりするリペアマンさんたちは、いつでも最高の仕事をしようと努力しています。その努力をしていただくためには、はっきりと自分の意見や考えをリペアマンさんに伝えるよう心がけてください。
また自分の楽器の状態をいつでも把握しておくことも必要です。
練習の際には下記のような、「楽器点検」の時間を取り入れることをお薦めします。まず音程音色の確認。低域から高域まで、一個一個音を出し、吹奏感、音程、音色を確認する。これでパッドの状態がかなり分かります。チェック用のリードを決めておくと良いでしょう。
次にメカの確認。吹くことはせずに、キーを動かし、どこかに変な動きが無いか目視する。バネやネジが緩んでいたり、キーコルクやキーフェルトの破損・消耗などが分かります。最後は外部目視、車みたいですね(笑)。
楽器を丁寧に見回して、凹みや傷が無いかをチェックしましょう。ネックの角度はちょっと変わっただけでサウンドに影響を与えますので、是非注意深く観察しておいてください。外見をピカピカにしておくのが好きな方がいらっしゃいますが、あまり表面磨きに集中すると、サックスのメカに不要な力を与えてしまうことがありますので注意してください。
唾液の飛沫や、水分によるベルやボディの汚れは、濡れティッシュ(アルコールを含まないものがお薦めです)で簡単に拭き取れます。
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初めての使用にも関わらず、ノー・ストレス。気持ち良く演奏ができました。使い込んだらどうなるか楽しみです。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 大屋隆男様 のお声)
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