練習でエチュードや練習フレーズを吹く場合、メトロノームは必須です。テンポが守れて始めて音は音楽になります。メトロノームは練習の必需品です。ま、みなさん全員がメトロノームを持っていると仮定して、さて、どんなメトロノームを使用していますか?今日はちょっとメトロノームについて考えてみましょう。
きっと皆さんのうちの多くが、電子式のメトロノームを使っていることと思います。安いし、軽いし、デジタル表示でテンポが簡単に指定できるし、音質だっていくつかの種類があるものもあります。単に「コツ、コツ、コツ、チーン」だけでなく、リズムの基本パターンを発生させる機能を持っており、「リズムマシン」として使えるものも安価で出回っています。そういえば、イヤホンの大きさで、耳の中に納まってしまう電子メトロノームもありますね。この電子メトロノームを選ぶとき、重要な要素は何でしょうか?電子式なのでテンポが安定しないなんてものは皆無です。なのできっと皆さんは「付加機能」や「デザイン」で選ばれていることと思います。チューニング機能、録音機能の付いたメトロノームもありますよね。でも、メトロノームを選ぶ際の重要な点を見逃していないでしょうか?それは音の大きさと振り子針の見易さです。
サックスの音はかなり大音量です。その音にかき消されない音を、メトロノームは出さなくてはいけません。指標とするべきメトロノームの音が聞こえなかったら、まったく練習になりませんよね。また振り子の針が表示されていて、見やすいことも重要です。張りの振れではなく、別の表示形式で代用している電子メトロノームもありますが、とにかく見やすいものが大事です。メトロノームを使ってテンポを維持するとき、「コツ、コツ」の「瞬間のポイント」だけでなく、「その間」を把握することもとても重要です。針の振れは視覚的にテンポの感覚をプレーヤーに知らせてくれるので、うまくそのテンポに「乗る」ことが出来るのです。「コツ、コツ」のテンポのタイミングを感じながら、その間の「間(ま)」を感じる必要があるのです。
というところで私の独断をば…。個人の練習には、メカ式のゼンマイを巻くメトロノームが最適だと思います。そう、あの音楽室においてあった三角形のでかい奴です。まあ、カバンに入れて持ち歩くには大きいので、持ち運び用の小型のものでも良いですね。ゼンマイのメカ式だったら、「ネジが切れるまで吹き続ける」なんて「特訓の自己管理」も出来ますよ(笑)。
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