楽器を演奏するミュージシャンは、自分の演奏する音楽を他人に聞いてもらって始めて、その目的を達したと言えるでしょう。せっかくステージに上がって音楽を聞いてもらうなら、「演奏する姿を見てもらう」ことにも気を使いたいものです。楽器そのものが「格好良い!」サックス(少なくとも私はそう思っています。汗)を吹く身としては、ステージでの自分の見栄えも気にしたいですよね。ま、服装のファッション系の話しは好みが分かれますので置いておくとして、実用面でのサックス吹の服装について考えてみましょう。
スーツでもTシャツでもアロハシャツ(ビッグバンドはユニフォームがアロハの場合が少なくないです)でも、サックス奏者が服装で特に気にすべきポイントは二つあります。ひとつは「ベルト」、もうひとつは「襟(えり)」です。ベルトの件は以前お話ししたことがあると思いますが、サックスを演奏中にサックスを傷つけないような、ベルトバックル(ベルトの留め金)が必要です。もしベルトバックルが当たってサックスを傷付けてしまいそうな場合は、「ぐい」とバックルを左に寄せて、サックスに当たらないようにしましょう。これは練習の際でも同様です。
襟の周りの気遣いですが、これはストラップに関係します。ジャケットを着ている場合は、ストラップをジャケットの上から掛けるか、下に隠して掛けるかで見栄えも、サックスの操作性も変わります。ジャケットの上からストラップを首に掛けると、ジャ ケットが着崩れ、かつ襟の厚さで微妙にストラップ全体の長さに影響します。また安定性もあまり良くありません。ジャケットの下に隠してストラップを架けると、ストラップのベルトは上着の襟に隠れますし、ジャケットのボタンを閉めてもサックスを引っ掛けることが出来ます。ただし、これでもジャケットの着姿のシルエットが崩れるとして、たすき型のハーネスストラップを使う方も多いようです。ハーネス型のストラップは、そのままだとやたら目立ちますが、上着を着るとびっくりするほど目立たなくなります。
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