ライブハウスのアマチュア・セッションなどに出掛けると、「私は吹奏楽出身なのでアドリブが出来ないんですよ。」ということをおっしゃる、アマチュアプレーヤーが沢山いらっしゃいます。
「アドリブ」や「インプロビゼーション」を言葉通りに「自由に演奏する」という風にとらえたら、「私は自由に演奏することが出来ないんですよ。」ということになります。誰が、何が、どんな法律が、自由に演奏することを禁止しているんでしょうか?アドリブに免許ってありましたっけ?ま、皆さんにお叱りを受けそうなので、冗談はこのくらいにしておきましょう。今日お話したいのは、「アドリブ恐怖症」の克服の方法です。
先ほどのコメントを素直にとらえるならば、「思ったとおりのアドリブのフレーズが演奏で出てこない。思い通りの演奏が出来ない。」ということでしょう。
ここでこのコメントに、厳しい二つの現実を突きつけましょう。ひとつは、「アドリブは本当の即興演奏ではない」ということと、「自分で思っているよりあなたは上手くない」ということです。
もちろんアマチュアのセッションはプロの演奏ステージではありませんし、聴衆も仲間たちばかりで、お金を払って聞きに来ているわけではありません。プロのミュージシャンの演奏と同等のものをその場で誰も期待はしていないでしょう。
しかし、あまりにもひどい演奏は正直聴きたくないです。カラオケだって知らない間に、「他人の歌は一切聞かない、自己満足歌唱大会」が一般的になっていますが、耳を覆いたくなるような音痴の方とは、カラオケは行きたくありません。
私は人の歌も聴いて楽しみたいからです。アマチュア・セッションを自己満足のカラオケ大会にしてませんか?そういう方は、セッションデビューするまでもう少し練習したほうが良いと思います。自分の演奏を録音して、これなら人前でも…と思うまで我慢してください。
今回はもの凄く厳しく、自己中心的なコメントが続いてしまいましたが、実はその理由があります。頭を切り替えれば、吹奏楽出身のアドリブが苦手というあなたも、すぐにアマチュアセッションへデビューできるからです。
アドリブは「即興」に価値があるのでは有りません。多くの巨匠たちは即興で感動を与えるソロを自在に作り出し、偶然までをも芸術とします。だからジャズではアドリブが重要視されます。
しかしアマチュアのレベルでは即興である必要は全然ありません。大好きな曲のソロを書き、いや好きなミュージシャンのコピーの継ぎはぎでも良いでしょう。また先生と一緒に書いたソロの1コーラスでも良いでしょう。
それを何回も練習して覚えてください。セッションで失敗せずにふけるようになってください。12小節のブルースを2コーラス程度のソロなら、50回も練習したら、人前で吹けるレベルになるはずです。いや、絶対なります。それをセッションで吹いてください。皆、あなたの演奏を楽しんでくれるはずです。
他の曲を出来る必要なんてありません。今日は「書きソロ」をジャズの禁止事項と誤解している方々へのメッセージでした。
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