サックス演奏の上級者にしろ初心者にしろ、サックスを人前で演奏するのが最大の喜びだと思います。まして、それが「受けたら」、もう病み付きです。楽器奏者にとって、ステージは悪魔のような魅力(笑)を持った場所です。そしてまたある意味、「戦場」でもあります。一発勝負の演奏を、もし失敗したら、曲のメロディを忘れてしまったら、…等々、心配の種は尽きません。そんなすべてのミュージシャンにとって天国であり戦場であるライブのステージに、サックス吹きのあなたは何を持って行きますか?楽器?そりゃあ当たり前です。今日は楽器以外の「ステージという戦場に必須なモノ」についてお話します。
ステージでの演奏を前に考えなければならないのは、もちろん「自分の演奏の良いイメージ」です。そして完全な装備を持った登山が安全を保障するように、完全な装備でステージに上がれば、不要な「失敗」から自分を遠ざけ、安心して演奏に没頭する事ができます。逆に考えれば、「ありそうなアクシデント」に備えておけば、何か起きても安心なので、余裕を持って演奏に集中できるはずです。サックス吹きの「絶対必需品」は、リードのスペアでしょう。本番中にリードが突然死んでしまう事もあります。また、どっかに触ってリードが割れてしまう事もあるでしょう。ステージ上へは、是非スペアのリードを持って上がってください。できれば、そのスペアリードもウォーミングアップを済ませておいた方が、演奏への影響が少ないと思います。
またハンカチも役立ちます。水分がトーンホールから漏れ出し、手が濡れてしまうと、演奏のフィンガリングに影響を与えます。ささっと水分を拭き取れるようにしておきましょう。昔のサックス吹きの間では、「新しい1ドル札」もステージの必需品と言われていました。吸水ペーパーでは薄すぎて、スピーディーにパッドの水分を取ることは困難ですが、新品の1ドル札の腰の強さと吸水性が、演奏中にささっとパッドの水分を取るのに適しているようです。何故1ドル札かって?千円札じゃもったいないからだと思います。(笑
用心深いプレーヤーは、スペアのマウスピースを持ってステージに上がる事も少なくないようです。リードをセットしたスペアマウスピースは、リードのみを交換するより素早くトラブルから回避できます。自分のステージに合った、「安心グッズ」をステージに同行させてください。ま、「お守り」です。
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